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逃走②
しおん「ふぇっふぇっ泣」
青木「大丈夫、ゆっくりでいい」
事情はよくわからないけど、何も身につけてないところを見ると治療室を飛び出して来たってところか
森田先生や加藤先生ならまだしも、竹内先生の治療を抜け出してくるのはかなり珍しい。というか初かもしれないな
少し落ち着いてきたところで床に座り込んでいたしおんをソファーに座らせた
しおん「ふぇっふぇっ泣」
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【スタッフステーション】
竹内「佐藤先生巻き込んでしまってすみません……」
佐藤「よくあることだから」
竹内「しおんがブジーにあんな過敏に反応するとは思わなくて……」
佐藤「パニック状態だったからねー 相当苦手なんだと思うよ、治療の進め方要相談だね」
竹内「…はい……加藤先生に連絡します。」
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青木「どうだ 落ち着いたか?」
しおん「ぐすん……」
青木「誰に話すと気が楽になる?」
しおん「………青木先生でもいいよ」
青木「…俺でいいのか?」
しおん「…ぅん…グスン
……竹内先生なら…ちんちん棒ないと思ったのに……やるって言われてびっくりしちゃった……」
青木「なるほど」
しおん「……ちんちん棒が嫌すぎる泣」
青木「……治療だからと言ったらそれまでだが、入院して数日のしおんにブジーは抵抗感あるのは理解できる」
しおん「あれだけは無理っ泣」
青木「理解はできるけど、ブジーを攻略しないと治療が出来ないのも現実。」
しおん「でも……泣」
青木「苦手意識を持ってしまった以上、どうそれをクリアしていくかは治療班の先生とよく相談が必要」
しおん「……出来ないって言ったら加藤先生すぐお仕置きするって言うもん」
青木「加藤先生もむやみやたらにお仕置きしているわけではない(たぶん)
時には尻を叩いてやらないと治療が進まないこともあるから、その辺りのバランスは取ってるはずだぞ。」
しおん「…ぅん……でもっ…ぐすん…やっぱりやりたくない泣」
青木「……痛い処置ではあるけど、痛みの逃し方はある。それをマスターするしか方法はない」
しおん「ぐすん………」
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竹内「しおん戻ってきた」
青木先生と手を繋ぎ下を向いてトボトボとスタッフステーションの中へ入って来たしおんを加藤先生と出迎えた
加藤「ご面倒をおかけしました」
竹内「すみません」
青木「しおん」
しおん「……ちんちん棒反対」
下を向いたままボソッと呟いたがしっかり聞こえる大きさのため、その場にいた全員の視線がしおんへ向いた
青木「まったく納得いかないそうだ」
加藤「はい。引き継ぎます。」
青木先生の説得にもなびかないとは……
加藤「しおん おいで」
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加藤「頑張れなさそう?」
しおん「ちんちん棒がむり」
加藤「まだ棒じゃないよ?佐々木先生使ったの柔らかいゴムだったでしょ?しかも入ったの2cm」
しおん「それでも痛かった!!」
加藤「初めてだったからじゃない?次は大丈夫かもしれない」
しおん「そんなはずない!」
加藤「代わりの治療方法があったら提示してあげられるけど、残念ながら今は治療方法がない。」
しおん「………」
加藤「痛くて嫌だって気持ちを汲んで、先生から提案してあげられるのは、ブジーを使っての治療をまずは5分程度から始めてみる。それでどう?」
しおん「……嫌って言ったら?」
加藤「無理やりやっちゃう」
しおん「加藤先生!絶対そっちの方が得意じゃん!!」
加藤「しおんの泣きじゃくる顔をじっくり見ながらやってあげる」
しおん「イジワル!!」
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