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4.※軽性描写

「え⋯⋯ここって⋯⋯」と狼狽えているらしい細貝の声が聞こえた。 何故そんな声を出すのか。大林にとっては至って普通だと思っているが、細貝は違うのだろうか。 不思議に思いながら鍵を探す。 「大林さんっ、ここ家じゃないですよっ!」 「ここが家じゃないんだったら、なんれすかっ 」 今日初めて声を上げる細貝に驚きつつ、負けじと怒ってみせるとすぐに観念したのか、細貝は黙り込んだ。 それから何故か壁に備え付けてあったタッチパネルを操作しているのを、あんなのあったっけなぁぐらいしか思ってない大林は探し当てた鍵を手に持った。 「行きましょう」 「⋯⋯? はぁい⋯⋯」 何故か大林の部屋を知っているらしい細貝に連れられてある部屋へと入っていった。 鍵を渡してないのに、何故開いたのかとまた首を傾げていると入ってすぐにあるキングサイズのベッドに座らされた。 うちのベッドこんなのだっけ。 「⋯⋯では、僕はこれで⋯⋯」 「ちょっと、まって⋯⋯っ」 さっさと立ち去ろうとする細貝の手を咄嗟に掴んだ。 「え」と驚く細貝の手を強く引き寄せ、ベッドに倒れ込んだ彼の唇を塞いだ。 目を見開く細貝の唇を舌でなぞり、その舌を薄く開いた口へと侵入した。 さっきの酒の味が濃く感じる。口の中の温かさもあって気持ちいい。 悲鳴を上げる細貝に臆さず、行き場の失った彼の舌を絡め取った。 人の温もりは心地いい。ひとりじゃないと思える。

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