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細貝のアドバイス通りに前もってこの日に飲み会をしたいのですが、どうですかと仕事が一段落している同僚らにおずおずと訊いてみた。
すると。
「あ、いいですよ。ちょうどその日空いてますので」
「たまにはいいですよね。積もる話がありますし」
「じゃあ場所はどこにしましょうか。やはり駅近がいいですよね」
仕事そっちのけでその話題で盛り上がっている。
部長に咎められるかと思ったが、一緒になって参加していた。
思わぬ反応に呆気に取られていた大林だったが、言ってみて良かったとホッと胸を撫で下ろしていた。
当たり前だがこういうことは事前に言っておくべきだ。
皆が皆、ノリが良い友達ではないのだから。
良い結果をもたらしてくれた細貝に相談して良かったと本当に思った。
「──それでさー」
「そうなんですか? あはは」
「この酒美味いですね。あ、すみません。これ追加で」
週末のセッティングしてくれた駅近の居酒屋で、周りの席でも楽しく、時には愚痴らしい話をして、それを肴に呑んでは盛り上がっている中、大林達も負けないぐらい酒盛りをしていた。
「総務の部長、自分のミスが多いくせに私ら他の部署の〆切とかめっちゃ厳しいですよね〜」
「そう! 出して欲しい書類が一秒でも遅れて出したら、申請できませんって突っぱねるんですよ。遅れて渡してきたのはそっちなのに」
「その点、細貝さんはいいですよぉ! 余裕を持たせて必要な書類を渡してくれて。前に一日遅れて渡した時があったのですが、嫌な顔を一つもせず「なんとかしますので」って言って、申請を通してくれたんです! ですけど、少々愛想がなくて、近寄りがたさはありますが」
「そうそう。だから私、それ以来きちんと〆切内に渡すようになりましたね。代わりに怒られるのは総務の人達ですし」
「あの部長は怒られても良いですけどー!」
「飛び火するのはこっちですけどねぇ」
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