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1月1日

除夜の鐘が鳴り終わるその頃、紫呉と結季は近くの神社で参拝の列に並んでいた。 「みてみてユキちゃん、今年のおみくじ大吉よ」 「良かったですね……俺は中吉でした。良くも悪くもって感じですね」 「後で結びに行きましょ」 「はい」 「それより……ユキちゃん袴素敵ね〜、カッコイイわ♡」 せっかく初詣なんだから着ようと言い出したのは紫呉だった。もちろん、というか当たり前のように紫呉は振袖の着物を身にまとっていた。 「着物っていいですよね、背筋が伸びる気がします」 「そうね、たまに着るのもいいものよね〜」 2人で和装をして出かけることがよほど嬉しいのか紫呉はルンルンで今にも鼻歌を歌い始めそうな雰囲気だ。 「あの……紫呉さんの着物姿綺麗です」 「あらぁ〜ありがと♡帯とか帯留めにこだわってデザインしたかいがあったわ〜」 紫呉の着ている着物はどうやら忙しい合間を縫って作ったものらしい。それを褒められて更に上機嫌になる。今にも踊っちゃいそうと紫呉は笑いながら結季の手をキュッと握った。 * * * ゆっくりと動く列に並び普段よりもゆっくり話をすることが出来て2人とも上機嫌で参拝を終え、おみくじを結び甘酒を飲みながらゆっくりと家に向かって歩く。吐く息は白く寒いがこんなにゆったりと一緒に居られる事が嬉しくて心は暖かかった。 「ね、ユキちゃん……帰ったら抱いていい?」 「へ?」 突然脈絡もなく囁かれ間抜けな返事をしてしまう。 「袴姿のユキちゃん見てたらムラムラしてきちゃった♡」 「……そう、ですか」 どう返事を返していいのかわからなくて結季は曖昧な返事しか出来なかった。けれど、帰宅直後ドアを背に追い込まれ激しく口付けられたことで拒否出来なくなった。紫呉は結季の身体に火をつけるのが上手すぎるのだ。 「はぁっ……んっ」 キスの後、甘く切ない吐息をもらす結季。 「ユキちゃんの身体冷えちゃってるわね……アタシの温かい手であっためてあげるわ……」 そう言うと紫呉は着物の合わせ部分から手を滑り込ませて結季の胸に触れる。 「んっ……」 指先が乳首をかすめると身体がピクっと反応してしまう。 「あら?もう乳首が硬くなってるわね……」 「こ、れはぁっ……寒かった、から……」 苦し紛れの言い訳を口にしたが最後、結季の乳首は紫呉の指先に摘まれ転がされた。 「あっ、んん……紫呉さ……」 「なぁに?」 「ここじゃ、やだ……」 「それもそうね、ユキちゃんが風邪ひいたら大変だわ」 スルッと手を抜き、結季を抱き上げる紫呉。着物を着て見た目は女性の紫呉に軽々とお姫様抱っこをされる結季。そのまま寝室へと直行し優しくベッドの上に降ろすとすぐさまその上に覆い被さる。着物の裾がめくれ紫呉の下着がちらりと見える。下着は既に形を変えたペニスに押し上げられなんとも卑猥な事になっている。綺麗なのに卑猥なそのギャップに目が離せなくなる。 「なぁに、そんなに見つめて……」 どうして欲しいの?と耳元で低く囁かれたら結季の理性はすぐに崩れてしまう。 「紫呉さんの……触りたい、です……」 「なら一緒にしましょ……」 紫呉は結季の着物をゆっくりと脱がせ始める。それが何となく焦らされているようでもどかしい。けれど、期待は高まり胸の鼓動はそれに合わせ早くなる。ふと紫呉の方をみると、紫呉の雄の象徴もさっきよりも心做しか膨らんでいる気がした。 「さ、もういいわよ」 全てを脱がされ、顔の上に互い違いになるよう跨る紫呉。目の前に紫呉のソレがあり、ゴクリと唾を飲み込むとゆっくりとその昂りを口腔内へ迎え入れる。口いっぱい頬張ると上顎で先端を擦るように顔を動かす。 「んふっ……ひぐれひゃ……のもうおっひぃ……」 口いっぱいに咥えこみながら言葉にするとそれだけで結季は腰の辺りに甘いしびれを感じた。 「んっ……ユキちゃんのお口の中……熱くてきもちいいわ……アタシも気持ちよくしてあげる……」 紫呉も結季のソレを口に含み、先端を舌先で転がした。 「んぁぁっ……らめ……それ……らめぇ……」 弱い部分を刺激され結季は甘い声を洩らす。こうなってしまったら結季は快感に喘ぐことしかできなくなる。それを知ってる紫呉だからこそ、執拗に攻め立てる。 「ユキちゃん……お口止まってるわよっ」 「らってぇ……っ、きもちよすぎて……むっ、りぃ……ンン、はぁんっ」 「仕方ないわね……このままアタシのお口でイッちゃいなさい……んっ」 「あっ、ンン……らめ、らめっ……」 呂律が回らない結季はただただ喘ぎながら紫呉の膨らんだペニスに頬ずりすることしか出来なかった。 「ほら、我慢せずイッて……出していわよ……」 「んぁっ……イク……っ、い、くぅ……っ」 紫呉の言葉通り、結季は呆気なく紫呉の口の中へと精を放った。それをわざと結季に見せつけるようにしてゴクリと飲み下す。 「美味しい……」 恍惚の表情と色気を孕む仕草に結季は釘付けだった。 「ぁ……」 出したばかりだと言うのに下腹の辺りがズクリと反応してしまう。 「あら、もう元気になってきたのね」 紫呉もそれに気がついたようで嬉しそうに言う。 「紫呉さんが厭らしいから……」 「アタシのせいなの?ユキちゃんが可愛いから仕方ないでしょ♡」 そう言うと紫呉は結季を押し倒し足を開かせ閉じられないように体をねじ込んだ。 「んっ……」 紫呉の熱を直接感じ胸が高鳴る。 「アタシはこっちでイキたいわ……」 そっと手を伸ばし、臀の合間に指をはわせる。 「あっ……」 ただ触れただけでその先の事を想像してきゅんきゅんと後孔が収縮する。それを自分でも感じて結季は目を瞑る。 「なぁに、誘ってんの?」 「ち、ちが……気持ちいいから、自然と……っ」 ローションと結季の先走りが混ざり合い紫呉の指の動きに合わせてぬちぬちと音を立てる。わざと厭らしい音を立てられ耳を塞ぎたいくらいだ。 「……俺が欲しいってお口開けてるよ」 指を引き抜いても後孔はぱくりと開いている。 「いわな、いでぇ……っ」 「結季はエッチで可愛いね……もう俺も限界……っ」 口を開けた後孔に熱く昂ったそれを押し当てられる。ずしりとした感覚に結季は身震いをする。感じる熱に加え、紫呉の口調が男に戻っている事が何よりも興奮している証のように思える。 「……れて」 「ん?」 「早くっ、紫呉さんの……いれて、くださ……」 我慢できず結季は自分から腰を擦り付けながら言った。 「ん、俺ももう入れたい……っ」 そう言うと紫呉はゆっくり、ゆっくりと熱を結季の中へと埋めていく。圧に息を詰めてしまう結季だが、紫呉に深呼吸するよう促される。程よく力が抜けた体はあっという間に紫呉の熱を全て受け入れた。 「結季んなか……熱くて……とけそ……」 「う……ぁ、んんっ……あつ……」 珍しく紫呉の眉間に皺が寄る。それは紫呉が珍しく余裕がなく感じている証拠だろう。ゆっくりと抽挿を繰り返すたび、ぬちゅ……ぐちゅと言う音が響く。 「はぁっ、ん……あっ……」 「んっ……きもちい……」 紫呉の気遣いか、緩やかな動きがなんとなくもどかしくて結季は自分から腰を押し付けて動かす。 「はぁっ、はぁ……んんっ……あっ……」 「自分で腰振っちゃって……可愛い……。ねぇ、ユキちゃん、上に乗ってくれる?」 「……は、い……」 言われた通り、繋がったまま体位を変える。 紫呉が横になり、結季が足を広げ紫呉の胸の辺りに手を置いて腰を振る。 「ぁんっ……んっ、ん、はぁっん……ん」 腰を動かす度、声が漏れる結季。同時に下から突き上げると結季の足のあいまで震える先端から動きに合わせてピュッと体液が溢れ出る。それを指で救い取って舐める。 「やめ……っ、んぁ……はぁっ……アンっ……」 そんなの舐めるなと結季は言いたかったが止まらない律動に言葉が出てこなかった。 「ユキちゃん……っ、可愛い……すき……」 「んぁっ、お、おれも……すきぃ〜っ」 もう力が入らないと結季は紫呉の上に倒れ込む。そのままの体制で、結季のしりたぶを掴み下から激しく突き上げる。結季のペニスが紫呉のお腹で擦れ快感は何倍にも膨れ上がる。 「だめっ……イクっ……気持ちよすぎて……っ、イッちゃう……」 「いいわよっ、出して……アタシの身体汚してっ、ユキちゃん……」 一際大きく突き上げられ、結季は紫呉の腹を汚す。 「アタシも……い、くっ……中に、だすわね……」 更に何度か突き上げられ中で紫呉のが弾け出す。熱い飛沫を奥に感じて更に結季は吐精した。 * * * 「……腰痛い」 無理をさせた詫びだと紫呉はお雑煮を作ってくれた。 それを2人で食べ、新年の特番を見て……言わずもがな、ダラダラした正月休みを過ごすした。だが、日頃から忙しい2人にとっては一緒に過ごせることがささやかな幸せで唯一ゆっくりできる時間だった。 「ユキちゃん、今年もよろしくね」 「こちらこそ、よろしくお願いします」 今更ながら新年の挨拶を交し、笑いあった。 〈終〉

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