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第35話 古民家
「シドのばかっ!」
S会、若頭補佐の神谷丈だが、裏仕事をやる別動隊を持っている。ドラゴンホールのメンバーの中から裏の仕事人を募った。
猿に詫びたいジーマと散々猫を虐待していた、はなかつを、が選ばれた。たった二名?別動隊は数十人いるが。いきなり仲間に入れたのだ。
秘密を守るには出来るだけ少ない方がいい。
神谷は千葉の田舎に古民家のアジトを持っている。昔の豪農の家だったからかなり広い。大きな土蔵も付いている。改装して,壁は厚く座敷牢のようになっている。
そこに例のC国人が囚われている。手錠をかけられて観念したようだ。
古い土蔵に見えるが内部は、コンクリートで固められた方形の箱で天井から鎖が数本垂れ下がっている。
その鎖が後手に拘束された囚人たちにそれぞれ手錠で繋がっている。
錆びついた頑丈な鎖は、天井にしっかり固定されてびくともしない。
「楊便壺と徐糞臭、酷え名前だな。
C国でも子供の名前は親が付けるんだろ?
そんな名前付けて、親はおまえたちがいらなかったのか?」
悔しそうに睨んでくる。親に疎まれ、愛されなかったから動物虐待をするようになったのか?
哀れな奴らだ。
「小さい動物を虐殺するのは楽しかったか?」
「いや、途中から金儲けに走った。
他に楽しみはない。
仔猫はすぐに死ぬから面白くない。
でも,客は最初から最後まで、を欲しがる。
殺してフィニッシュだ。」
何故かみんな、懐かせて裏切る動画が好きだった。
「心を開いて懐いたとたん、酷い痛みを与える。
客はそういうのが好きな変態ばかりだった。」
「変態って思うんだな。実行役のおまえが一番変態だけどな。」
こいつらは、金網デスマッチが終わったどさくさに紛れて拉致って来た。
名前がわかっている虐殺愛好会。
「LOVMYAO」という虐待組織の元締めが
この楊と徐だという。
「C国は党の締め付けが厳しくなってきたので
日本に来た。日本はユルユル。
政治家が何でもしてくれる。警察なんか怖くないよ。同胞はみんな不起訴、ね。」
でもこの頃入って来たベトナム人とは相容れない。お互いに嫌っている。
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