36 / 44

第36話 因果応報(⚠️閲覧注意)

「君たちが配信する動画の虐待と同じ方法を 味わってもらうよ。  直接手を下すサイコパスの、はなかつを、くんを紹介しよう。君たちの業界では有名人だろう?」  のっそりと姿を現したのは顔色ひとつ変えずに ゆっくりと虐殺すると恐れられている、はなかつを、と名乗る男。 プロレスの世界でもその残忍さが嫌われていた。  はなかつを、は意外な敏捷さで逃げる相手を追い詰める。 「私は小動物より生身の人間を殺って見たかったんですよ。」  他にも繋がれている者がいた。引きずって連れて来たのはあの山賀ゆうじと坂下モナミだった。 「罪状。小動物の虐殺。」 「ずいぶん前の話よ。 アタシが友達を殺す前に実験しただけ。 生き物はどうやったら死ぬのか、 知りたかったんだ。」  恐るべき子供。それが12才の時だ、という。 ゆうじは近所の犬猫を誘拐して来ては、自分の家に閉じ込め虐殺していた。その数は膨大だ。 「君は手足を切断してからゆっくり皮を剥ぐのが好きだったね。今度は君がされる番だ。」  組のスタッフが手伝う。暗殺部隊だから死体の処理は慣れている。手伝ってもらう。  小動物と違って人間は重たいから。  楊を引き摺り出して部屋の真ん中に転がす。 はなかつを、は本気見せた。  手始めに、楊の髪を掴んで、よく切れる剃刀で 剃り始めた。 「動くなよ。生皮を剥いでしまう。 俺の剃刀は、切れ味抜群だ。」  少し動いて、ざっくりと頭皮が捲れた。 手錠をされている楊は激しく震えている。 「動くなって言ったろ。 自分のやった事を思い出したかね?」  髪の毛のついた頭皮が捲れて顔が血だらけだ。 「勘弁してください。お金なら払いますから。」  カチコミで刃傷沙汰には慣れている組員も目を背ける大惨事だ。 「これが数時間続いたんだよな、仔猫相手に。」 「それは俺じゃないよ。 徐糞臭だよ。そいつは残酷なんだ。」  はなかつを、は血だらけの楊を途中で放り出して、モナミを指差した。 「おまえも髪を下ろして出家した方がいいな。」  モナミの長い髪を掴んで剃刀を当てた。髪はスルスルと剃られて頭の地肌が見えて来た。 「何すんのよ。サッサと殺しなさいよ。」  暴れた拍子にゾリッと頭の皮が捲れた。 「ぎゃあ、痛い!」 「近所の猫たちは、もっと痛かったよ。」   喚くモナミの口に誰かの汚れた靴下を突っ込んだ。 「ついでに鼻を削いで耳を千切って目玉を抉り出すかな。」  落ち着いた声で話すはなかつを、は本気モードだ。全部こいつらが動画で配信していた動物虐待を模倣しただけだ。 「楊と徐は、会員にもっと酷い事を募集してたよな。やらないと会員になれないから。  俺たちは会員の一人一人を暴いて復讐する。 楽に死なせてはやらねえからな。」 ジーマが怒鳴った。 「こうなったら、かつを、は止まらねえよ!」  

ともだちにシェアしよう!