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第40話 顧客名簿
「LOVMYAO」という虐待ビジネスのアカウントが特定された。
残虐な動画だが会員しか見る事は出来ない。会員資格は、より残虐な動画を撮って見せる事。
条件は生きている仔猫をイジメ抜いてなるべく残酷に長引かせて痛ぶって殺すところまで。
その動画を会員が納得しなければ、会員になれないという。より多くの会員が賛同するような残虐な方法を捻り出した者は賞賛される。
胸糞なシステムだ。より残虐な動画を望む声は、日本人の会員からも多く寄せられている。
中には
「人が苦しんで死ぬ動画が見たい。
絶対、フェイクではない保障付きのものを。」
神谷は、その日本における会員を炙り出すために自分の持つあらゆるコネクションを使った。
傭兵時代の外国の友人たちが大いに動いてくれた。国内の正攻法では辿り着けないダークウェブにもアクセスしてくれた。
楊と徐を締め上げても、ゴキブリのように湧いて来る虐待愛好家。日本人会員も多い。
あの金網デスマッチに楊と徐たちと組んでいた
C国人二人。張と丙の名前が浮上した。
「あいつらはC国の工作員。裏で殺し屋だ。
長年、ウイグル族やチベット族、少数民族を迫害してきた。今は臓器売買のための殺しを引き受けている。殺しが好きな異常者集団だ。
その中の二人だ。日本に潜伏している。」
その目的を考えると背筋が寒くなる。
「次は人間の虐殺動画が配信されるのか?」
変態はやがて動物では満足できなくなる。
あのモナミのように。
「兆候はまず動物虐待からですよ。
殺人者になる前触れ。」
「だから動物虐待する者は要注意なんですよ。」
「日本にもアニマルポリスが必要ですね。
あのレスキューブラッドみたいな。」
「ドラゴンホールが目指す所です。」
僅かながらも明るい希望が持てる会話だった。
鷹旗とジーマ、それに石田骸たちが手伝ってくれている。
「虐待した奴には同じ事をしてやる。」
怒り心頭のみんなの気持ちだった。
この頃、神谷の個人事務所に詰めていた李から報告が上がった。
「辛併が見つけてくれました。
LOVMYAOの顧客名簿です。」
「こんなに簡単に見つかるのか?」
それは辿れないようなウェブ上のロックが何重にもかかっていたが、名簿としてまとめているのは余りにも低脳過ぎて驚く。国家機密にも匹敵する名前が並んでいた。
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