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第42話 顧客
「LOVMYAO」のネット会員になって煽っていた人物の特定が始まった。顔と名前を晒して投稿される。
自分で出した虐待アイデアで自分が拷問される動画はすぐさまバンされた。
それでも素早いネット民が拡散を急ぐ。
ケストフエールの原則で、デジタルタトゥーは広がって行く。
ー痔民党のいわんや大臣が,仔猫を虐待している動画が上がった。顔出しだ。嬉しそうに首を絞めている。もちろんこの男も首を絞められてぶらさがるだろう。絞首刑。
ー酷〜い。こんなアイデア出して鬼だね。
ー獣医学会会長が虐待が趣味だって。
ー自分もやられてる。
ー手足を切られて、ぶら下げられたTV局の
大声アナウンサー。
ー子供増やそう庁大臣の元女優が、
猫を縛り付けて叩いている。
後に自分も裸で叩かれている動画が出た。
厚化粧の顔がひび割れて醜い老婆が顔を覗かせた。有名人が次々に晒されている。
消しても消しても出て来る。まさにデジタルタトゥーだ。
「法制化を望みます。動物愛護法の厳罰化。
執行猶予なしの懲役刑。極刑もありで。」
国民の声は届くのか?
「動物実験や食肉産業は、苦しませない方法以外は出来なくなります。最小限の屠殺方法で。
飼育環境も改善を望みます。
闘犬などの闘の付く戦いはあらゆる動物で禁止。
ばんえい競馬や上げ馬神事の禁止。
イルカの追い込み漁,禁止。毛皮禁止。
皮革製品も、死んだ牛や馬から頂いて大切に使う。これほど化学繊維で作り出せるのに、動物由来の物を殺戮してまで使う必要は無いです。」
フェイクでいいよ、毛皮は!という声がファッション業界からも上がった。
次世代最新AI、クロードミュートの答えも同じだった。
これは大問題だった。一部の産業が破綻する、とテレビで有識者が言っている。
真実の報道をしないオールドメディアは、民衆が背中を向けた。
それでもほんの少しでも改善はされた。
C国の犬猫食は禁止された。
K国はしばらく前から禁止だ。
国会で動物保護法が見直され厳罰化された。
500万円以下の科料。20年以下の禁錮。
執行猶予無し。
「動物は物ではない。命ある大切な隣人なのだ。」
政府の声明が出された。
そして国内の虐待ビジネスは、暴露され関係者は晒されて社会的地位を失った。
虐待ビジネスで得た収入は没収され、国税庁の追徴課税対象とみなされた。
生きたまま狂ったモナミとゆうじは、精神病院に収監された。モナミは頭の皮を剥がれて世にも気味の悪い女として写真が出回った。
それでも生きていて良かった、と以前モナミに殺されかかった母親が泣いた。
モナミは母親の面会時に、噛みついて鼻を食い千切った。
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