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第2話 初夜
祥吾は、足の力を失くして崩れ落ちそうになる結人を抱き上げベッドへと運ぶ。
バスローブを脱がせると、既に胸の粒は立ち上がっている。実に反応がいい。健気で可愛いらしいと思う。
吸い付き舌で愛撫する。もう一方は指で転がす。
「あっ……あんっ」
結人が甘い喘ぎを漏らす。祥吾の男がかっと熱くなる。可愛いと愛しさでいっぱいになる。
キスを仕掛けたあとの結人は素直だ。祥吾の導く快感に従順に身を任せる。祥吾にとって一番の魅力。もっと乱れさせたいと思う。
自分のものを触ろうとした結人の手を止める。
「欲しいのか? 俺がしてやる」
頷く結人の頬は桃色に染まって、その瞳は潤んでいる。
そして結人のものはゆるく立ち上がり、その様は持ち主のように健気で可愛いらしい。
祥吾がからかうように先をちょんと突っつくと、結人の体はびっくと反応し身悶える。
「ああんっ……だめっ、早くっ」
「どうする? 手でするか? 口でするか?」
「く……口」
甘くおねだりされたらたまらない。蜜を出して震えるそれを、ぱくっと口に含み蜜を吸い上げる。本来それは、甘いはずはないのに祥吾には甘い蜜の味。
「ああんっ……あーっ」
結人がすすり啼くような声を漏らす。もっと啼かせたい。舌で転がし吸い上げ、追い上げていく。
「ああんっ……ああーっ、いっ……いくーっ」
結人の精が祥吾の口腔内にはじける。無論、余すところなく飲みこむ。可愛い結人のものだ、祥吾には甘いミルクと同じ。
放心したような結人を撫でてやりながら、その額に口付ける。
「気持ち良かったか?」
聞くと、結人は祥吾の胸に顔を寄せて来る。いった後はこうして甘えてくる。突っかかってくる結人も可愛いが、甘える結人はもっと可愛い。
「次はここでいくだろう?」
結人の可愛い尻を撫でながら問う。結人の抱きつく力が強まる。結人も求めているのだと分かるが、少し焦らしたい。
「ここ欲しくないのか? お前の負担になったらだめだろ?」
結人が潤んだ眼で見上げてくる。祥吾は、うん? という視線で返す。
「祥吾さん欲しくないの? 我慢できるの?」
「お前がおあずけって言えば、俺は我慢するしかないだろ」
「ほんとに?」
「ああ、多分」
「多分ってなに」
そう言って結人が、くくっと笑う。
これだけのご馳走を前にして我慢なんてできるわけがない。祥吾の理性を総動員しても無理だ。
焦らし合いの駆け引きなど必要ない。正攻法で挑む。
「まあ、無理だな。初夜なんだからここも美味しく食うぞ」
結人の蕾を丁寧に解していく。優しく解して、開花させなければ、己のものは受け入れられない。結人の蕾は、祥吾を極上の極みに登らせる宝なのだ。
「もう指いいっ、出してっ」
焦れてきた結人が訴える。祥吾も、そろそろ頃合いに思えたし、自分の男も限界に近い。
「指出してどうするんだ?」
「い……いれて」
「指をか?」
もーっと言いながら、祥吾のものを掴もうとした結人の手を止める。
「だから何をだよ」
「それだよっ、僕のだよっ!」
「またお前はそうやって俺を煽るのか」
僕のって、そうだよ、俺のものは全てお前のものだよ。
そして、結人の全ては俺のもの。俺だけの可愛い蕾。そこは可憐に花開いている。
「ああーっ……ああんっ」
祥吾を受け入れた結人の漏らす甘い喘ぎ。もっと啼かせてやりたい。小鳥のような囀り。
「お前の中は最高だ……動くぞ、いいか」
喘ぎながら頷く結人。その体は煽情的に色付いていて祥吾の情欲を更に高める。
優しかった動きが徐々に激しくなる。それに伴い結人の喘ぎも大きくなっていく。
二人の理性は残っていない。ただ快感を追い、そして追い上げられる。
「だめっ! ああーっいくっ! いっ、いくーっ」
二人は同時に極みに登りつめる。伴侶になった最初の夜。
結人の瞳がゆっくりと開き、見下ろしている祥吾の目と合う。
祥吾は結人を愛おし気に見つめ、その額に口付ける。
「からだ大丈夫か?」
結人は頷く。今、結人を支配するのは気怠い心地よさ。このままこの人の腕の中で眠りたい。
祥吾との関係は、無理矢理ではなかったが、かなりの強引さで始まった。だが、祥吾はいつも優しかった。事後の始末までしてくれる。今日もだ。
祥吾は立場的に、常に身の回りの世話を他人に任せている。そういう人が、結人との行為の後始末は必ずしてくれる。気怠さにぼーっとしている結人はいつもされるがままだ。
この強引さとのギャップに自分は惹かれているのかも……。
いつもありがとうの思いを込めて、結人は祥吾の胸に抱きつく。
結人の気持ちは伝わっているのだろう。祥吾もしっかりと抱き留めてくれる。
二人はお互いの心音を感じながら、初夜の眠りについた。
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