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#04 【R18】ジュリアンのコマンド

ミッドタウンの超高層ビル群を貫くようにそびえ立つ魔城——ペンドルトン・エージェンシー。 マンハッタンのど真ん中、きゃっきゃと笑いながら我が物顔で水遊びを楽しんでいた、双子の悪魔。この魔城に君臨する『兄弟』。……そう、兄妹ではない。兄弟——それが、琥珀色の瞳を持つ双子、ジュリアとジュリアン。 そして今、血の滲むジェルーシャの肌を見つめて泣きじゃくっているメイドのシータ。可憐な女性にしか見えぬその姿は、メイド服を着せられた男子。いわゆる『男の娘』であった。 この魔城で働くメイドたちには、名前など与えられない。あるのはただ、Domの命令に本能で平伏するSubとしての、無機質な記号。シータは3番目のメイドのθ(シータ)のコードネームだった。 ◇ 「歓迎会が派手すぎたようだな……ジュリア」 静まり返る浴室に、ジュリアンの冷ややかな声が続く。彼は周囲のメイドたちへも呆れたような視線を向けた。 「寄ってたかって、何を騒いでいるんだ。破廉恥にもほどがある……ご婦人なのは見た目だけか? ジュリア、お前はもう下がっていろ」 「……ちっ」 ジュリアは忌々しげに鼻を鳴らすと、ぷいと顔を背けてゆっくりと立ち上がり、そのまま浴室を出て行った。 「なにをしている。α(アルファ)、β(ベータ)、θ(シータ)、おまえ達もだ! ——ホーム(・・・)」 残された三人のメイドもジュリアンのコマンドに従い、一斉に浴室を後にする。 浴室の扉が閉まると、ジュリアンは床にへたり込んだジェルーシャの元へ静かに歩み寄り、赤く腫れた痛々しい肌をじっくりと見下ろした。ため息をつきながら、自分の上着を優しくジェルーシャの肩にかけてやる。その指先が触れただけで、ジェルーシャの背筋がぞくりと震えた。本能が、逃げられないと叫んでいる。 「ひどい傷だ……。おいで、薬を塗ってあげるよ」 ジェルーシャを長椅子に座らせると、ジュリアンは柔らかな白いタオルを取り、濡れた肌を丁寧に拭い始めた。優しい手つきとは裏腹に、冷えた琥珀色の瞳は獲物を射抜くような熱を孕み、ジェルーシャの細い首筋、鎖骨、胸から腰へと、貪るように這っていく。Domの視線に晒されるだけで、ジェルーシャの肌が熱を帯び、呼吸が浅くなる。 「じっとしていて。綺麗にしてあげるから」 タオルが太ももの内側に滑り込み、徐々に秘部へと近づいていく。 「……っ! そこは、自分で……!」 ジェルーシャが慌てて手を伸ばすが、ジュリアンはその手を優しく、しかし強い力で制した。  『——動くな』 有無を言わさぬDomのコマンド(絶対命令)。低い声が直接、脊髄に響き、ジェルーシャの腕から一瞬で力が抜け落ちた。本能的な屈服感に全身が縛りつけられ、身体がピタリと動きを止めざるを得なくなる。ジェルーシャは耳まで真っ赤になりながら、逆らえないSubの本能に従うように、震える太ももをわずかに開かされる。 「ダメだよ。真っ赤に腫れてるじゃないか!」 タオル越しに敏感な部分を丁寧に拭かれる感触に、背筋がぞくりと震えた。下腹の奥が、勝手に疼き始める。 「なんて酷いことをするんだ……。傷だらけじゃないか」 ジュリアンは小さな瓶から白い軟膏を指先に取り、ジェルーシャの赤く腫れた肌に塗り始めた。指先は撫でるように、時には優しく、時には意図的にねっとりと肌を這う。ただの治療とは思えない、愛撫に近い動きだった。Domが与える「ケア」は、Subにとって報酬であり、同時に所有の証でもある。 「ん……っ」 ジェルーシャの唇から、抑えきれない甘い声が漏れた。痛みと、得体の知れない熱が混じり合う。薬を塗られるたび、下腹の奥が疼き、恥ずかしい部分が徐々に硬く反応(ボッキ)してしまう。心では拒絶しているのに、身体はDomの手を「正しいもの」として受け入れてしまうのだった。 ジュリアンはすべてを見透かしたように目を細め、ジェルーシャの耳元に唇を寄せて甘く囁いた。 「ごめんね。でも、いいんだよ。男の子なら自然な反応だ……恥ずかしがらなくていいんだよ」 熱い吐息が耳殻を湿らせる。ジュリアンがジェルーシャの震える太ももを割り開き、たっぷりと軟膏を纏った指が、割り開かれた尻の割れ目をゆっくりと辿り、入り口を探る。 「……っ、や……」 抗議の声と共に力んで侵入を拒むジェルーシャに、低く短いコマンドが落ちた。  『——力を抜け!』 ——ずちゅ*❤︎ ジュリアンの指が一気に奥まで沈みむと、すぐに掠れた吐息が漏れる。 「あ”……//////」 つづく

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