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第18話アマアマ注意

部屋にはいると僕は条件反射で脱いでしまった 妬いているのが分かっていた…楓というあの人がマスターの話をしていた頃から さまざまな実験を見せつけられて… 最後の実験…期待しかない…体がだんだんと暖かくなっていく マスターは僕の体を見ては悲しそうな目をしていた…最後…その言葉がマスターにも響いているのだろう もうここへは来れない…僕は馴れた手つきで縄を体に巻き付け始めた 「必要ない」 マスターは僕の手から縄を奪った そして僕をベッドに倒すと…ズボンを脱ぎ始めた 「マスター?」 何がなんだか分からない…色んな道具でいたぶってきたマスターがズボンを下ろしている 実験とは何をするのだろうか…そう考えながらも僕の目はしっかりとマスターの物を見つめていた…欲しそうに… 下の肌だけを露にしたマスターは僕の足を掴み おもむろに開いていった あのときと同じ体勢になっている でも今回は違う…目の前にマスターがいる それだけで僕は抑えられなくなっていった いつしか僕の腰はマスターを欲しがっていた マスターはそれをベッドにおさえて僕の唇に唇を合わせた 柔らかくて…暖かくて…しょっぱかった ぼくのこしを押さえる手が震えている…それを紛らわすように長く深くキスをした 眼鏡が当たるのを耐えていたが…そのレンズの奥の潤んだ目を見つけたとたん僕はマスターを遠ざけていた 本当はもっとほしかったけど…ほしかったのに…僕は笑顔が欲しかった マスターはベッドに座り込み…眼鏡をはずして目頭を押さえていた 流れていく涙が僕の体を起こしていた 僕は震えるマスターを抱き締める…痛くないように辛くないように…

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