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第9話 密室の告白、明かされる半年間
夜になると暁月をベッドに引き入れた。
「ねえ、暁月……今日、今から僕を抱いてくれない?」
「えっ!? い、今から……?」
暁月は驚き目を見開いた。
「うん……やり方は教えるよ。脱いで?」
暁月は不安気に夜に尋ねた。
「よ、夜はシたことがあるの?」
「……うん。でも抱いたことはない。抱かれることは不快で仕方なかった。契約だったんだ……もうそれも終わった。僕はやっぱ暁月が好きだ。……暁月が幸せならばそれでも良かったんだよ? やっぱり、そうはいかない。僕の手で幸せにする」
夜は服を脱ぎ、暁月の服も剥ぎ取ると、キスをし、覆い被さった。
「僕は抱いて欲しいんだけど……どっちがしたい?」
暁月はおずおずとしていたが答えた。
「じゃあ……今日は俺に夜を抱かせて?……夜は、その……どんな風に……いや……」
「僕が男に抱かれてどんな風に喘ぐのか知りたい? 暁月、君が今から僕を喘がせるんだよ? これから先もずっと……」
夜は暁月にオイルのボトルを渡した。
そして自分の尻の周りに塗り、マッサージの要領で触るように指示した。そして指を一本ずつ挿入するようにと……
──────
『ぐちゅ……ぐちゅ……にゅぷん……』
「あっ……んん……暁月、上手……もっと掻き回して良いよ……?? あっ……! はあん……そろそろかな……暁月、興奮してるね? 僕のよりも少し大きいみたい……」
「きっと同じだよ……どうすれば良い?」
夜は自分の尻の肉を引っ張り、挿入する箇所をよく見せた。
「ここに挿れて? 暁月のソレ……」
暁月の興奮は頂点に達し、夜に覆い被さると完璧に育ったペニスを突き入れた。
「あっ!? 暁月っ!! ゆっくりっ……あっあっあっ……はあはあはあ……あかつき……いい……じょうず……あ……はあん……」
『ぐちゅん……ぬちゅ……ずぶ、ずぷっ……」
「あ、あかつき……ダメ、もうイくっ!! あかつきっ!! いいっ!! もう出る……あかつき、好き……キスして……んんっ……! ふっ……」
夜は白濁を自らの腹の上に大量に吐き出した。
暁月も夜の尻の締め付けに耐えられずほぼ同時に達してしまった。
双子はその後も一晩中絡み合ってキスをし続けた。
夜は久しぶりに幸福を感じて眠ることができた。
──────
27日、柊也は家の外で待っていた。暁月でも夜でもどっちでも良かった。
暁月と夜は二人じゃれあって玄関を開けた。
夜の顔は引き攣った。
暁月はただただ単純に驚いたようだ。しかし顔をしかめて、夜の手を握りしめて柊也に言った。
「柊也、もう君とは戻らない。僕には夜がいる。最初からそれで良かったんだ。恋人なんかいらなかった」
「黙れよ。暁月。お前は俺とは別れない。だって好きだろ? 俺のこと……なあ? 夜?」
夜は俯いたままだ。
「夜? 夜がなんだよ? ねえ、夜今日は出かけるのやめよう? 柊也の顔見たら気分が悪くなった」
暁月は夜の腕を無理矢理引いて家の中へ入ろうとした。
「はあ? おい暁月っ!? お前俺に逆らうのか? 良い子に言うことでも聞いてればキスくらいしてやったっていいぜ? お前キスしてくれって泣きついてきたもんな? 夜を離せばセックスしてやるよ」
暁月はカッとなったが、言い返さずに夜を引っ張り家へ入った。そして玄関に倒れ込み夜の上で声を殺して泣いた。
──────
双子は雪崩れ込むようにしてベッドへ向かった。
「夜……抱かれたい……俺、夜にめちゃくちゃにされたい」
夜はずっと愛してきた暁月を抱く。これは恋愛感情なのかはわからない。けれど、愛してる。
丁寧に準備をし、一度暁月をイかせてから挿入に挑む。
「暁月……愛してる。挿れるよ? 暁月の全てが欲しいんだ」
夜はゆっくり腰を進めた。
「あっ!? やだっ!! 夜……痛いっ!! やめて!!」
「暁月、やめてあげられない。君を僕のものにするんだ……」
夜は暁月が息もつけないようなキスをし、激しく腰を打ちつけた。
「あっ……夜……もう出るよ……イく……!」
「暁月、本当に愛してるんだっ……っく……僕も出るっ!」
もう二人は完全に離れられない。例え柊也がどんなに汚い手で暁月を奪いにきても。
今、既に暁月の心は夜にある。このまま暁月に柊也のとの関係を話してしまおう。あの獣のことを……
──────
二人は幸せに抱き合って愛を囁き合っている。しかし、暁月はたまに見せる夜のふとした瞬間の顔の曇りが気になっている。
……それが始まったのは半年ほど前からだったろうか? ああ、丁度柊也と付き合い始めた頃か……? 二人は暁月の前では特段親さを感じさせないが、少し違和感はあった。夜の名前を出すと柊也は不機嫌になる節がある。
「ねえ、夜? 俺に隠してること……ない? 夜のことは全部知っておきたい。もし俺に何か気を使ってることとか……言い辛くても……隠されてる方が嫌だ。
……ねえ、柊也に関係あったりする……? 夜は柊也のことものすごく嫌ってるよね? 何で……?
そして、おかしいんだ。あいつがね、夜の名前が出るたびに機嫌が悪くなるんだ。何かあるの……?」
夜は背中に冷や汗が伝うのを感じた。手が震えた。
「あ、あかつ……き……あの……わかった。話す。全て話す。僕のことどんなに殴っても非難しても構わない……けど……嫌いにだけはならないでっ!! 約束してくれなきゃ話さないっ!!」
夜は泣き喚いた。
「うん……わかったよ……約束」
夜がこんな状態になるなんて……余程のことなのだろう。暁月は深呼吸して夜の言葉を待った。
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