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第7話

「は? いや、わからへんって」 「意識して見てたらこんなかわいいやつだったのかって気づいたんだよな」  渇いた心が潤うってこんな感じかと思ったんだ。あ、俺抱けるなって思ったらむしろ泣いて甘えてくる皆方を見たいって欲望が募った。手を出すことにためらわなかったと言えば嘘になる。だが、四十を超えてなお欲望が滾ったという事実のほうが大事だと思った。  かたくなに俺の指の侵入を拒んでいた縁が緩んだのを確認し、指を増やすと隘路を奥へと進む。 「あ、や……」  ローションを足したおかげで滑りは悪くない。いやいやと頭を振るのを見て、苦悶しているのかと顔を覗き込むが、皆方は両手で顔を覆い隠してしまった。けれどその答えはやがて知れる。 「あ! なん……あっ」  ゆるゆると抜き差しを繰り返しながらうちを辿っていた指が僅かに感触の違う場所を探り当てる。いわゆる前立腺と言われる神秘の場所だ。胡桃サイズのそこを押し込むようにして指先で撫でてやる。するとひとりでに皆方の腰が躍った。 「やあ、あ……なに、なに?」 「感じちゃってやらしーな」 「あ、あ……だって、だって……ああ、っうん」  皆方が尻を持ち上げるようにして腰を揺らすと、腹がうねる。そのエロティックなダンスをいつまでも観ていたいが俺のほうも雄が限界を超えて痛む。  ずりっと指を引き出すと、皆方が「ふあう……」と甘えた声を漏らした。 「顔見せろ」 「う……っ」  強引に手を引きはがすと紅潮した肌と、涙に濡れた瞳が現れた。だらしなく緩んだ顔に唇を押し当てる。 「嫌か? ……なあ」  幾度となくキスを落としながら滾り切った雄芯を擦り合わせた。ゴリュっと音が立ちそうなほど反発し合う。  ビールを飲み下す時同様にきゅっと目を瞑った皆方は、小さく喘ぎをこぼす。ゆっくりと調子を合わせるようにして腰を動かせば、裏筋同士が擦れ合いぞわりと快楽が走った。 「やべえな。すぐイきそうだ」 「……ばか」

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