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ストライク2: 恋人からの電話は、ヒミツの命令でした
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「よし、今日のウエイトメニューは完了っと」
先発でローテーションに組まれるようになってから、雅は中6日間のメニューをきっちりと決めてこなすことにしていた。
今日は試合がない日なので、このままチームの練習場にむかい、走り込みをする予定になっている。
「ちょっと予定より早いな……」
さっきたくさんの人に注目されたせいなのか、松葉にからかわれたせいなのか、それとも幹也と恋人になったせいなのか、ことあるごとに身体が敏感になっていた。そんな気持ちのまま、練習場へ行くのは気が引けた雅はよからぬことを思いついてしまう。
──ここのジム会員は自分に夢中のひとばかりだから、トイレの個室が埋まっていても気にしないはず。
雅はトイレに向かい、個室に入り鍵をかけた。ふぅーっと息を吐いて、便座に腰かけるとイヤホンをつけてスマホをいじる。
「今日は……前回登板した夜のヤツにするか」
音声フォルダには自分の登板日が振られたデータが格納されており、そのひとつを再生した。
『あっ、はぁっ、んっ……、今日もみんなオレのこと注目してたぁ……! カメラがオレを狙ってるし、あ、ダメっ、んっ』
雅の耳に流れ込む声は、なにを隠そう、己の喘ぎ声だ。
自称・オナニストの雅は、自分の登板日の夜に必ず行う自慰行為の声を録音している。
ゲイ向けのオナニー動画を見ながら、自分の喘ぎ声を録音しながら耽る自慰。
もうそのシチュエーションを思い浮かべただけで、雅はジャージの前がしっかりと勃ち上がった。
『あっ、あっ……! 見て、見て、こんなに勃起してて恥ずかしいよぉ……! 手ぇ止まんない!』
ジムのトイレだから、声は出せない。だけれど耳には激しく喘ぐ自分の声がこだまする。
がっちりと硬くなったペニスを下着の中から取り出し、先端を指でこねた。どんどんと蜜が零れて根元まで濡れている。
『ぐちゅぐちゅ、エッチな音出してごめんなさい……! こんなのみんなに聞こえちゃうよね、あぁん、ダメぇ!』
個室にくちゅくちゅと先走りで濡れた音が響いて緊張感が走る。
幸い、みんなトレーニングに夢中なのかトイレに入ってくる者はいない。
それをいいことに、雅は息を切らしながらTシャツの裾を捲り上げて尖った乳首を抓った。
『んっ……あぁ、ち、乳首気持ちいいなんて、女の子みたいって言ってよぉ』
そう音声が流れたあと、とつぜん、耳元に着信を知らせる音声が流れた。
「うわぁっ! だ、誰だ」
慌ててスマホを確認すると、幹也からの着信だ。
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