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第3話:大晦日だよッ!我慢ができないッ!(未来編)

※正義がモブレイプに合います。 「正義は年末も仕事だっけか?」 恋人の竜二が残念そうに頬をすこし膨らませて正義のほうを見る。 それを聞いて艶やかな黒い髪を肩のあたりでゆるく結び、憂い気な瞳に長いまつ毛を揺らして正義は竜二のほうを見て応える。 「うん、そうだよ」 その少し申し訳なさそうな、残念そうな表情をさせて正義は無理に笑顔を作った。 彼はコンビニの副店長だから年末年始の多忙な時期、むやみに休みなど早々とれない。 大晦日は夜勤の予定のため、一緒に年越しを過ごせないので竜二もわかってはいるが不服そうだ。 そんな竜二を愛しい気に眺め、正義は竜二のことを後ろから優しく抱きしめた。 「仕事、頑張り過ぎて無理すんなよ」 「ふふ…わかってるよ」 これは河崎正義が大晦日の夜勤中にあった衝撃的な事件を警察の記録に残したものである。 大晦日だよ!我慢ができないッ! ピンポーン 「いらっしゃいませー」 ここは俗に言う田舎のほうのコンビニで駐車場も広い。 そのため客足も高齢者が多かったりで、たまにコンビニ前でベタな不良が溜まってたりしている。 治安は結構良いはずのため、今日も正義は大晦日であるが部下と2人で夜勤に入っていた。 「いや~河崎さんも大変ですね。大晦日に夜勤で…、俺もそうっすけど。宜しくお願いします」 「うん。曲がりなりにも副店長だからね、小林君よろしくね」 「はっ…はい!!!」 顔をやや赤らめて部下の小林がそばかすのある顔を嬉しそうにはにかんで正義のほうを見る。 ここのコンビニでは正義の人気はそこそこあり、老若男女問わず最近では好かれている。 この部下も内心正義と2人で大晦日を過ごせるということを喜んでいるのだろう。 時計を見ると夜の23時頃。 客も今夜は年越しのため家でテレビを見ているのかあまり人が来ない。 「はぁーしかし大晦日なだけあって客も全然来ないっすね~」 「そうだねぇ。みんな家族で仲良く過ごしてるのかな」 少し遠い目をして正義は竜二のことを考えた。 そう、彼もきっと今頃、花梅家のみんなと過ごしている。 もう付き合って長いのに自分がサービス業についているばかりに竜二に寂しい思いをさせてしまっているなぁと思うと何とも言えない気持ちだった。 ピンポーン 「おい、トイレ。どこだよトイレ」 酔ったおじさんが顔を真っ赤にしてレジまで来たため、正義は酒臭いしなんか臭うなこの人…と思いつつ案内する。 独り身だとソワソワして落ち着かないのか、こういった客が突然来ることもある。 部下の小林がそういうガラの悪そうな客を見ると怖いようで眉がへの字になっている。 自分がしっかりしないと、と思い正義は副店長として威厳を見せないといけないなと思った。 時間もあっという間に過ぎていくため、正義は小林にゴミをまとめて出してくると言い、コンビニ内のゴミをかき集め外へ出る。 薄いシャツの上から制服を着ているだけで薄着だったため、寒さのあまり少し震えてしまい、正義は頼りない手で体をさすりゴミ箱から仕分け作業を始める。 その時である。突如ライトに照らされ、びっくりした正義が顔をあげると大型トラックが目の前に止まってきた。 ナンバーを見ると関東から東北まで長距離を走るトラックのようで、こんな大晦日に仕事とはトラック運転手も大変だと思った。 トラックの運転手は中々降りて来ず、窓越しから自分のことをジロジロと見ているようだった。 「…?なんだろう。まぁいいや。小林君!僕これ出してくるから!」 「あ。はーい!」 店内のドアを開け、部下の小林は客がいてレジ対応をしていたが、正義の声掛けにハッキリと答える。 あの子もこの仕事にすっかり慣れてきているよなぁと正義は思いゴミをまとめ終わるとコンビニの裏側にある物置まで運んでいく。 物置のドアを開けると生臭いゴミの臭いが充満しており、正義は腕まくりをして制服が汚れないようにゴミを入れている。 すると背後から気配がして、正義が振り返ると、小太りの中年男性がこちらを見ており、突如服をつかまれ物置の中へ引きずり込まれた。 「んんっ!?」 「静かにしろ、兄ちゃんよぉ」 ゴミにまみれて倒れ込み、正義は頭がパニックを起こす。 この男はさっきのトラックの運転手じゃないか?なんでここに? そしてあっという間にズボンを下げられ、男は興奮した様子で正義の髪の匂いを嗅いできてベルトをカチャカチャする音がする。 「やっ、やめてください!」 「うるせぇ!大人しくしてろォ!!」 顔を殴られ、口の中が切れる。その拍子に眼鏡がとれてしまい視界がぼやけて余計に混乱する。 だが男の行動を見るにかぎり、自身の10代のトラウマを思い出しゾッとした正義は抵抗をし、足掻く。 そのたびに男に殴られ、顔に熱が集まってヒリヒリする感覚に耐え、正義は服を下半身だけ脱がされてしまい男に無理やり組み敷かれる。 「俺よぉ、溜まってんだよ。ずっと長距離走らされてよぉ」 この男は何を言ってるんだ?正気か?正義は心臓が痛いくらい動悸がし、竜二の顔が頭に浮かんだ。 ゴミの上に覆いかぶさるようにされ、尻を見知らぬ男に触られ、ほぐされる。 こんな屈辱があるだろうか…。正義は眼に涙を浮かべ、どうにか逃げる術はないか、助けを求められないか必死に考えていた。 だが、コンビニ内にいる小林はレジ対応を変わらずしており、正義が危ない状態になっているのに気づくこともない。 「河崎さん遅いっすねぇ…どうしたんでしょうか、あっ…いらっしゃいませー!」 年越しの時間が近づいてきている中、正義はいまゴミ捨て場の物置で強姦にあっている。 「へへっ…なんだよアンタ、顔が綺麗だと思ってたがこっちも使ってるんじゃねーか。がばがばだぜ」 「くっ…ううっ…」 トラック運転手の男が脂ぎった手で正義の尻をもみしだき、そこに自身の昂った性器を正義の秘所にねじ込む。 尻が切れたのか焼けるような痛みが襲ってきて正義は声を殺して涙を流した。 生臭いゴミの臭いに男の口臭のする荒い息遣いで正義の腰をがっしり掴み腰を夢中になって振っている。 ズチュッズチュッ 血が出て潤滑油代わりになっているのか男の熱い性器が自身の中を行き来しているのを正義はぼんやりとした気分でいた。 もう絶望的な状況だった。この年になってまさかレイプされるとは思うまい。 竜二に合わせる顔がないと思い、また涙が出てきた。 パンッパンッ 肉と肉がぶつかり合う音が聞こえ、正義はうめき声をあげて必死に耐える。 時間は0時を過ぎたようで除夜の鐘が鳴り始めている。 「ぐっ……うぐっ…ううっ…」 「はぁっ……しかし、兄ちゃんのケツ気持ちいいな…!うっ…出そうだっ…!!」 やめてくれ!!!正義は強く思った。そこは竜二の、大切な恋人のものなのに…。 そう思った拍子に、さっきまで腰を強く打っていた男は達したようで正義の最奥に精を注ぎ込む。 ドクドクと流れる感覚に嫌悪感と吐き気を催し、正義は苦い気持ちになった。 しかし自分に覆いかぶさった男が中々どいてくれない。 さっきまであんなに激しく動いていたのにどうしたのだろうかと思い、正義は身じろぎをし、男の性器を引き抜くと、ズルリと精液が一緒に出てくる。 ここまで正義が動いているのに反応がないのは変だと思い、男の顔を見ると正義は驚いた。 「えっ……?し、死んでる……?」 男は呼吸をしておらず、目が虚ろになっており固まっている。 正義はゾッとし、慌てて男の肩をたたきどかすと、ズボンをはきなおして店内へ向かった。 「大晦日にレイプされて、加害者が腹上死なんて最悪だッッッ!!!」 涙はもう流れておらず、それ以前に死んだ男が衝撃的で正義は焦っていた。 自分が殺したと思われたらどうしよう…。 ピンポーン 「あっ、河崎さん遅かったじゃないすか!ってあれ?どうしました…?」 「ちょっと電話するね、ごめん…」 救急車と警察署に電話をし、しばらくして到着し、男は心肺停止状態で助からないことが明らかとなる。 ピーポーピーポー 正義を犯した男の遺体は検視するということで持っていかれた。 そして現場に居合わせていた正義のもとに警察官が来て、事情徴収を聞かれた。 とりあえず現在は夜勤業務中のため、店長に連絡をし、仕事を代わってもらい、そのまま警察署まで行くことになった。 *** そして朝日が昇り、元旦を迎えた正義は服装は襲われたときのままで生ゴミの臭いなどがしており、非常に気持ち悪い気分だった。 金髪の青年がスクーターを走らせ、警察署前まで来ると慌てて降りて中へ走っていく。 「正義!!!」 驚いた表情をした竜二が、泣きそうな顔で正義のいる部屋まで入ってきた。 近い身寄りが竜二しかいなかった正義は、申し訳ない気分で竜二のことを一目見て、目を伏せる。 検視の結果、トラックの運転手の男は長時間の運転により身体の血行が悪くなっており、極度の興奮のあまり脳溢血を起こし腹上死したと思われる結果となった。 正義は被害者だが、根掘り葉掘り警察官に事情徴収をされ、疲労のあまりやつれた印象だった。 「や、やあ、竜二くん…ごめんね…お正月に来てもらってこんな風になっちゃって…」 「そんなことない…そんなことないよ…!けど正義が…まさか……」 幼い頃を思い出させる竜二の泣きそうな悔しそうな表情に正義は心が少し落ち着いた気がした。 大丈夫だ、自分には今この子がいる。 正義は泣き出したい気持ちをぐっと抑え、竜二の頭をそっと撫でた。 「大丈夫。僕は大丈夫だから」 「………っ!!!大丈夫なわけないだろ!!!」 「ちょっと、ここでは静かにしてください」 「あっ、すいません…」 警察官に注意され、竜二と一緒に正義も謝り、そして無罪だったころが決定されたので今日の所は帰っていいと言われ、警察署を後にした。 竜二がスクーターを押して歩き、正義はその隣をトボトボと歩く。 「せっかくのお正月なのにごめんね」 「正義は悪くない…、謝ることなんてないんだ」 「ありがとう、竜二くん」 「とりあえず、アパートに帰ってお風呂入ろうな」 竜二が優しい表情で正義の顔を見て頬をそっと撫でる。 それに対し正義は泣き出しそうになった。 この子が僕の傍にいてくれて良かった…。涙腺が決壊し、涙をボロボロと流す正義に、竜二は正義の肩を抱いた。 おわり ---------------------------------------- 原案:なめこ氏 これはですね。正義が人妻みたいなフェロモン出してるから仕事中レイプされるんじゃないかっていう話をしていまして…。 最初は田舎のコンビニトイレって広いから、オッサンにトイレへ連れ込まれてレイプされるっていう話も上がったのですが、それよりもゴミ捨て場の物置でレイプされるほうが良いのでは?と話に上がりまして…。 久々にあげた正義と竜二くんの話がこんなのですいませんwww お清めセックスも書かないとダメですねww ここまで読んでくださった方ありがとうございましたm(_ _)m

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