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第48話 付き合って初めての。
緋「引き分けなんで!血を飲ませるだけにしてくださいよ!!」
ギャーギャー煩い緋美に『はいはい!』と返事をして、俺たちは静夢の部屋へ向かった。
扉を閉めるなり、静夢は俺の背中に甘えるように身を寄せ、そのまま腰に腕を回してきた。
ええー!こんな甘え方初めてじゃない?!
どうしたらいいのか本当にわからない!!
月「こーくん…。」
月「…大好き…♡」
でぃえええええええええ!!!
可愛い!死にそう!!!
光「し、静夢…!」
光「ううっ…俺も…」
俺はくるりと振り返り、
そのまま静夢を腕の中に抱き込んだ。
光「…お風呂で見せたあれ…ごめんね、嫌じゃなかった?」
月「ビックリしたけど、嬉しかった。ああすればこーくんと繋がれるって知れて。それで、こーくんと同じものが食べられるようになるなんて…」
月「楽しみでしかないよ!」
月「ねえ、血を飲んだら、繋がってみたい。」
ちょっ…と待ってええええええ!!!
なんでそんなにハードル低いの?!
光「静夢!!そんな簡単には…」
月「ダメなの?」
光「ダ、ダメとかじゃなくて」
光「色々と、準備も必要だし…。」
光「それに、静夢の、硬くなったことないんでしょ?」
月「うん、ない。」
月「でも、こーくんの、すぐなってたよね?僕のもああすれば、なるんじゃないの?」
月「こーくんに手伝ってもらえば…。」
光「手伝うって…!静夢のを、触ることになるんだよ!?」
月「うん、いいよ。」
光「えっ!」
光「……!」
光「あっ!」
月「どうしたの??」
光「想像だけで失神しかけた…!」
月「ええ?!」
光「静夢、早くピクニックしたい気持ちはわかるけど、その前に俺が死んだら意味ないから…。」
月「えっ、それはヤダ!」
光「とりあえず、先にお腹を満たそう。今俺、血圧めちゃくちゃ高そうだから、ゆっくり飲んでね。」
月「こーくん♡ありがとう!」
俺がベッドの端に腰掛けると、静夢はぴょんと俺の膝に飛び乗ってきた。
相変わらず、羽根のような軽さだ。
付き合う前と違うのは、距離の近さ。
静夢は抱きつくように体を密着させて、熱を帯びた瞳で俺を見上げていた。
これだけでも血が一点集中しそう……
静夢の手は、いつだって冷たい。
風呂上がりでも、その冷たさだけは変わらない。
ひんやりとした掌に頬を包まれるたび、胸の奥がそわそわと、落ち着かなくなる。
期待しているのか、不安なのか、自分でもよくわからない。
静夢の温かい舌が首筋をゆっくり這うと、
胸の高鳴りは、もう抑えられなくなる。
もっと混じり合いたいと思ってしまう。
血も、熱も、何もかも。
静夢になら、俺の全部を飲み干されてもいい…!
月「こーくん、いただきます…。」
カプ……
「ジュルッ……ハァッ。……ジュルッ。
んっ……ハァッ……!ジュッ…!
おいし……ジュッ……!
フゥッ…ジュルッ…!ジュルッ…!」
あー…夢中になってて可愛い……
でも段々気が遠くなって……
光「…静夢!ストップ!!」
光「死ぬ死ぬ!」
月「ごめんごめん、あはっ!」
月「…あっ、こーくん!」
光「どした?」
月「……あたってる。」
光「え!」
月「硬いの………。」
光「えっ、あっ…!」
しまった!今日、距離が近かったから!!
光「うわっ!ごめん!!」
月「どうして謝るの?」
光「怖がらせちゃったかと思って…」
月「怖くないよ、格好良い」
月「触らなくても硬くできるの?手品みたい!ふふっ!」
光「静夢のは…なってないよね?」
月「食事中に硬くなる人はいないんじゃない??」
光「そっか。俺は食事側のくせに、静夢の声で、なっちゃったけど…。」
光「こうしたら静夢も、なるかな…。」
俺はきょとんと目を丸くしていた静夢に、
ゆっくりと唇を重ねた。
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