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第23話 絶叫**

「ひ、い、やっ……やだ、やだやだぁっ……あー、あ“っ♡ きちゃ、やぁっ、アッ、ぎぅっ♡♡」  ヒトよりも強靭な肉体を持っているせいで簡単に意識を飛ばすこともできず、獣の生臭い息と精液の匂いだけに包み込まれ、自分が何をしているのかも徐々に分からなくなる。 「だすけっ、しんじゃ、しんじゃうっ……あ”っ、あ“っ、あ”ぁーーっ……♡♡」  人体の限界量を超えた液体を注ぎ込まれ、ぐるりと黒目が上を向いて気絶しそうになるも、その度に不意打ちで叩きつけられる肉杭に奥を抉られて、意識を覚醒させられる。 「たすけ……だれかっ、たすげっ……アッ、ぎぃぃぃい……!」  這いずって逃げようとしたところを後ろから押さえ込まれ、罰を与えるように乱暴に腰を振られる。  このまま、僕は死ぬんだ。せめて、こんな死に方をしたってアレクが知ることがなければいいのに。優しい彼がきっとそれを知ったら、酷く苦しんでしまうだろうから。  完全に声も枯れ、喘ぎ声も媚びる声も出なくなって、脱力した体を一方的にがつがつと犯されながらゆっくりと目を閉じる。  そして次に目を覚ますと――そこには、こちらを見下ろす司祭と信徒たちの姿があった。 「なんと。まだ息があるとは」 「念の為に仕上げの浄化をしておきましょうか」  信徒たちが持ってきたのは一本の杖だった。その側面には聖なる文字が刻み込まれており、強い魔除けの力を有しているのが一目で分かった。  体力の全てを使い果たし、彼らの動きを目で追うことしかできない僕の足を信徒たちは掴み上げ、股の間へと杖の先端を近づける。  まさか。やめて。  恐怖で声を上げようと口を開いた瞬間、杖の先端は遠慮なく僕の腹の中へと突き入れられた。 「…………、ぁ………ッ!」  ほとんど音にならない悲鳴が口から発せられる。  熱い。痛い。腹の中が焼けている。まるで焼けた鉄の棒を突き入れられたかのような苦痛に、反射的に体がガクガクと震え、命の危機を感じた性器から白濁が飛び散る。  信徒たちは作業のような手つきで僕の内側を徹底的に蹂躙すると、満足のいく状態になったのか、ようやく杖を僕の中から抜き去った。 「ぁ……もう……や、め………」  掠れた声で懇願する僕の言葉など聞こえていないような動きで、男たちは僕の上に次々に覆い被さっては欲を吐き出していく。 「ああ、聖獣様に耕された肉はやはり格別ですな」 「次の献金もお待ちしておりますよ」 「もちろんですとも。ところでこの魔族ですが、これからも教会で飼うというのはいかがです?」 「名案ですね。となると、邪魔なのはあの剣士ですが――」  列をなす男たちに犯され、待ちきれなかった信徒に精液を体にかけられながら、司祭と信徒たちが会話する声を遠くで聞く。  そうだ。アレクはどうなったのだろう。僕はこのままここで飼われてもいいから、アレクだけは解放してくれるように頼まないと。ああでも、もう体が動かない。声もろくに出ない。どうすれば。せめてアレクだけでも、お願い。 「――あの剣士は、行方不明ということにしてしまいましょう」 「ぇ……」  僕が聞いているということにも気づかず、司祭たちは勝手な会話を続けていく。 「それがいいですな」 「どうせ勇者も死んだばかりなのです。その後の混乱で、この魔族ともども行方知れずになったことにすれば」 「拘束している今なら殺すのは容易いでしょうしね」 「名案だ」 「そうしましょう」  待って、ねえ、それだけは、アレクだけは殺さないで、僕はどうなってもいいから、お願い、お願いっ……!  組み敷かれている僕に司祭は歩み寄ると、首輪の鍵であるあの短剣を取り出した。 「ひとまずこの魔族の意思は完全に奪ってしまいましょう。我々が求めるのは、聖獣様に組み敷かれ、淫蕩に喘ぐ肉人形だけなのですからね」  短剣に魔力が込められ、鈍い光を放つ。  嫌だ。いやだ、いやだ、消えたくない。ここで消えたらアレクまで。だめ、いやだ、それだけは、それぐらいなら、僕は、僕は――  口を大きく開ける。自分が何をしようとしているのかも分からず、最大限に息を吸い込む。信徒たちによって注ぎ込まれた精液を魔力に変え、その全てを吐き出す音へと乗せる。 「――――――――――ッ!!」  悲鳴のようにも、雄叫びのようにも、歌声のようにも聞こえるその音は、地響きを伴ってその場全体に響き渡った。

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