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第7話 タカり女の墓場

「ふ、復讐って…私のこと好きって言ってたじゃない!今まで嘘ついてたってこと…っ?!」 「当たり前じゃん。第一、お前みたいな勘違いブス女誰が好き好んで付き合うかよ」 「はあ?!何言っちゃってんの?!どこからどうみても美人じゃない!」 「顔だけだろ?性格はドブスだっつーの。食い意地やべぇし、自分が食ったものぐらい払えよ」 「あ、あんたねぇ…!こんな美人と食事したのよ?!仮にも彼氏なんだから奢るべきでしょ…っ!!」 「それって誰が決めたの?お前の価値観だろ。大体俺は無料の水しか飲んでないし」 「だ、だからって女は男に会うためにエステも行ってネイルもして服もメイクも気合い入れて全身に金かけて来てるのよ?!男が財布になるのは当たり前でしょうがっ!!」 「いや、それってそっちの願望と選択じゃん?俺はそんなこと頼んでないし」 「な…っ!?」 「俺ら男だって女の子と会うために髪もセットするしオシャレしていく。お前の考えで言うなら、そっちも財布になるべきってなるんじゃない?」 「ぐ…っ、そ、そんなのどうでもいいのよ!!」 歩美はぐうの音も出ないのか、チグハグな言葉を並べて逆ギレを始めた。 「男が支払うのが常識なの!ぜ、絶対私は支払わないんだから…っ!!」 「食い逃げで詐欺罪として告訴されるかもよ?普通に考えて料金発生しているものを食ったのに払わなかったら食い逃げなんだからさ」 「うるさいうるさい!!あんたがそんな厄介な男だって知ってたら付き合わなかったわよ!」 「俺を他の男みたいに思ってたならお門違いにも程がある。裕介のことがなきゃ、お前みたいな女…」 「っ、裕介裕介ってうるさいのよ!あんな男ね、女に捨てられても文句言えない底辺男なんだから…!他の男も私と付き合えて少しでもいい思いが出来たんだから感謝するべきなのよ!!」 「…戯言はもういい。ここがお前の墓場なんだからな」 「は?何言って…」 「はい、今のおっかないババア顔と暴言バッチリ録画しといたからお前に食い逃げされたって連中にも回しとくよ」 そこまで言うと、俺は席を立つ。 「ちょまっ、待ちなさいよ…っ!?会社に言うのだけはやめて!おかしいでしょこんなの…っ、ねぇってば!!」 俺は背中を向け、縋るように叫んでくる歩美に、振り向くこと無く部屋を後にした。 「じゃあな、タカり女」 ◆◇◆◇ 後日 俺が会社に歩美の悪行をバラしたことに加え、あの日歩美を置いて店を去った後に 無一文できた歩美は店員に事情を説明したものの、食い逃げする気だったと判断されて通報されたのだとか。

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