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「紅と会えなかったら、俺は生きてないよ、だから紅は悪くない!」  元凶の紅に対してここまで気持ちを向けてくれる。それなら、クロへ紅ができることはきっとひとつ。 「……壊してしまってごめんなさい。でもやっぱりクロといたい。一緒に暮らしたいです」  絶対に反対される。神罰を受けて、殺される。  それでも、クロに気持ちには応えなくてはならない、 「そうだな、それがいい」 「え?」  あまりにあっけない許諾に、紅とクロは目を丸くしてカグツチを見る。 「お前たちでひとつに循環している。吽形の穢れを祓うには、お前の心と精が欠かせない」 「地獄の魔女を退けるくらいの紅の浄化力。それを高めたのは、吽形に眠ってた僕たちと同じ力だね。たくさん吽形と循環させてよ」  祖母は神社で宮司を務めていたが、その力を紅は継いでいたのだろうか。けれど、クロは狛犬なら穢れなどないはずだ。 「地獄に浸った時間が長い。払いきる必要がある。やってくれるな」  クロを託された気がして、紅は力が湧いてくる。 「わかりました、頑張ります!」  力強くカグツチへ返事をすると、隣でクロはおとなしい。 「……」  顔をのぞきこむと、クロが顔を真っ赤にしてうつむいていた。 「どうした、大丈夫か?」 「紅、嬉しいけど、カグツチと阿形に知られてるの恥ずかしいよ……」  首をかしげていると、耳元で囁かれた。 「紅とたくさんエッチしてってことだよ……昨日初めてしたのもばれてるよ…」 「は、はぁぁぁ!?」

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