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第16話 重機オペレーター
倉庫の中は広かった。
巨大な空間にデカいクレーン車のその長い首の先に大きな鉄球をぶら下げてある。
鉄球についた錆が血の跡に見える。
ガコンッガコンッ鈍い音を立ててクレーンを動かしているのは、慣れた手つきの拳太だった。
虐殺動画に出ていた女が、うるさくわめくので
猿ぐつわを取ってやった。
「あんたたち,何やってんのよ。
あたしには北星会が付いてんのよ。」
ジーマが女の足を爪先で突き蹴った。
「おまえ、猫に酷い事やってたよな。
この足で踏み殺してた。」
藤田春香という女の足を掴んで捻った。ボキッという音がした。膝が折れたか?
「いたーいー助けて痛い!」
「手足を切り落としてやってもいいんだぜ。」
「切り落とし動画はあたしじゃないよ。C国人の女が配信してる。
生きたまま手足を切って猫の皮を剥いでる。
あたしは踏み殺しただけ。そんな酷い事はしてないよ。」
剥いてたハイヒールを掴み取って
「これで踏み殺すのも十分酷でえぞ。」
パッコーン!
脱げたヒールで春香の顔を殴った。吹き出す鼻血。
「いたーい、やめて!」
「猫だって痛かったよな。」
ジーマの手のハイヒールを、かつを、が受け取ってもう一回春香の頭を殴った。
「そのC国人の女の名前を教えてくれよ。
そいつも手足切り取って皮を剥ぐからよ。」
かつを、の顔色が変わっている。怒りでゾーンにはいったようだ。
「かつを、がこの顔をしたらもう誰も止められねえ。可哀想な姐ちゃんだ。」
転がっている男、木村元次が逃げようとしている。
「こら、先生よお、ずいぶん動画で儲けたようじゃねえか。
このエロ教師。自分も興奮してカメラの前で
ちんぽ突っ込んでんじゃ、みっともねえな。
動物虐殺で興奮すんのか?じゃあ今この女拷問したら昇天しちゃうな。」
下着を切り裂いて下半身を丸出しにした。股の間に萎れた性器がぶら下がって縮こまっている。
「有名なデカチンも萎びちゃってるな。
動画受けするいい持ち物持ってんのにな。」
かつを、とジーマが揶揄う。
「さすが格闘家だ。
こんな事ではビビらねえんだな。」
テツが感心している。鼻血で汚れた女の顔をその辺にあった雑巾で乱暴に拭いてやる。
もっと汚い顔になった。
「デカいハイヒールがなくて残念だ。
あのクレーンの鉄球で今からおまえたちをクラッシュしてやるからよ。」
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