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第28話 始動
函館に来ている恭司の仲間は、テツと拳太だが、他の若い連中や今まで手伝ってくれた者たちも呼ぶことにした。
恭司がサイコパスと呼ぶ小山。顔色一つ変えずに敵を討つ。仲のいいテツが喜んだ。
屁鳥が斡旋している別荘団地がある。そこにC国人が大量に移り住んできて、あの廃病院で何か怪しい事を企てている、と情報が入って来た。
神谷の叔父貴が、斎田会長を通して動ける人間を集めてくれた。叔父貴の傭兵時代の仲間も集まった。
函館同士会から、岡本会長が、広い会議室のあるマンションを提供してくれた。
上の階にそれぞれの私室もある。
「ありがとうございます。
長丁場になりそうな案件で。」
蜜とシドも合流してリキと恭司が同じ部屋を取った。
「えっ?
リキと恭ちゃん、仲良くなったんだね。」
蜜の声に気まずい顔の二人だったが、シドが
「蜜、気を利かせろよ。そんな事聞くな。」
「あ、そうか。」
神谷の叔父貴にバレている。
恭司は背中をドンッと叩かれ、リキは恥ずかしそうに笑った。
「もう20年以上も片思いだったんだ。
リキさん、恭司を頼みます。」
みんな招集をかけられた。
函館同士会の岡本会長が、会の戦力になる人たちを連れて来た。
「みんな、忙しい所を呼び立ててすまんな。
新しい情報がいくつか入って来てるんだ。」
神谷丈の情報網で、動物虐待の会員が洗い出された。函館にも多いが、関東や日本全国にも広がっている。
関東では、斎田会の仲間たちが一軒一軒訪問して実態を調査する。
アポ無しで家に訪問して動物虐待を見つけ次第止めさせる。動物を保護してケガしていれば病院に。無事に生きていれば連れて帰る。
専門家に保護してもらう。知り合いの保護猫カフェに連れて行く手筈は整っている。
函館では、あの廃病院が怪しい。役所の許可を取ってあの中を探る。
車を数台用意して置く。動物の命、最優先。
囚われている人間がいたら、全力で救い出す。
超法規で行く、と神谷丈は檄を飛ばした。
樺太経由で怪しいコンテナがいくつか着いたという。
「コンテナは同士会で探る。
殺人動画に繋がりそうだ。」
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