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第9話 番外編1-3

「大人のよしよしって何…?」 俺がそう訊くと、嶋根はニヤリと笑う。 「俺、颯也にシてほしいことがあったんだ」 依然としてニヤニヤしている彼に嫌な予感がしつつも「何?」と聞いてみる。 「授乳手コキ」 「…は?」 もちろん聞いたことはある。 けれど、そういうのって、どこが(・・・)とは言わないけれどふくよかな女性にお願いするものではないだろうか。 自慢ではないけれど俺のそこはかなり貧相で、授乳ができそうにもない。 「だめなの? 慰めてくれるんじゃないの?」 嶋根がじとーっとこっちを見る。 だめっていうか…、世の中には向き不向きみたいのなのがあるとは思う。 「い、いや…、どう見ても俺は授乳に適さないと思わない?」 「思わない」 即答だった。 そんなに言うなら仕方ない。 俺は貧相なそこを差し出すことにした。 どうせつまらないと思うけれど、嶋根がしたいならいいかと。 しかし、俺はすぐにその行動を後悔した。 チュプとかチュパとかいう吸引音が鳴ったかと思えば、今度はピチャピチャと音を立てて嬲られる。 俺の貧相な胸に立ち上がっている突起は真っ赤になって腫れていた。 ずっと緩い快感が続いているのに、決定的な刺激がなくてイけない。 もどかしすぎて腰を揺すったら嶋根がふっと息で笑った。 その吐息にも敏感になった乳首は快楽を拾って、背中が震えた。 「手、止まってるよ」 彼がリクエストしたのは”授乳手コキ”だ。 もちろん、俺が手コキをしなくてはならないのだが、シングルタスクの俺にはできそうにない。 「んんっ、授乳だめ。 いったんストップして」 「んー、だめ」 ガジガジと乳首を甘噛みされ、俺は太ももをもじもじさせた。 「授乳させながらじゃないと授乳手コキじゃないもん」 「おっぱい吸われるとちゃんとできないっ」 いっぱいいっぱいになりながらそう言うと彼は「だめ」と言って、強く乳首を噛んだ。 ジクリとした痛みとともに背中を何かが走り抜けた。 「ん゛っ」と俺は呻いて背中を震わせた。 イったときと似ているが、俺のちんぽは上下に震えてとろりと透明な蜜を零しただけだった。 「え、颯也、ドライで乳首イキしたの?」 恥ずかしすぎて顔をそらす。 ドライっていうやつは何度も経験があったけれど、乳首だけでというのは初めてだった。 俺の反応を見た嶋根が笑いを含んだ声で「女の子じゃん」と言った。 「ちっ、ちがっ!! 宝くんが弄るからだし」 と必死に否定しても、彼はニヤニヤしたままだ。 「授乳手コキってされてるほうがイくはずなのにね。 恥ずかしいね、颯也」 「うう…、あっ、やだ」 1人で恥ずかしがっていると、また嶋根が俺の乳首を口に含んだ。 もうそこでイくのは嫌だ。 「もっかい見たい」 ガジガジと乳首を齧りながら嶋根が言う。 「やだ、そこもうやなの!! ちゃんとイきたいってば」 手で彼の肩を押したが片手でからめとられ、もう反対の彼の手が空いてるほうの乳首をいじる。 「うぁっ、だめっ…、またきちゃうっ」 ビクビクと体が強張った後に弛緩する。 もうドライでイくのがキツイ。 「宝くん、イきたい」 「ん?もう2回もイったじゃん」 「そうじゃなくて」 「ん?」 なんで伝わらないんだよと思って見下した彼の目はニヤニヤと歪められていた。 絶対わかってて知らないふりをしている。 「…、宝くん嫌い」 「え?」 「もう授乳手コキもしない」 「え!?ごめん!! めっちゃ癒されたんだけど! お願いだから定期的にして。ね? イかせてあげるから」 彼は必死にそう言うと徐(おもむろ)にずっとイけなくて震えていた俺のちんこを加えた。 「あっ」 待ち望んでいた刺激に早くも出そうになる。 好きな人が自分のモノを咥えている光景も相まって昂ってしまう。 「宝くっ、も、出るから!! 離し…、あっっ!?」 出るって言ったのに、口を離すどころかさらに速度を上げられたため、俺は彼の口の中に吐精してしまった。 最後にちゅっと吸われて腰が砕けそうになった。 嶋根の形のいい唇が離れて、俺はすぐに起き上がってティッシュを探した。 探り当てて彼に渡すと、彼は「おいしかったよ、颯也のミルク」と言って微笑む。 「の、飲んだの!?」 「うん」 「おなか壊しちゃうよ!!」 「でも颯也はいつも飲むじゃん」 「俺はいいの! ど、どうしよう?胃洗浄とか?」 1人であたふたしていると「ねえ、俺もイきたいんだけど」と嶋根が言った。 「え、あ、そうだよね」 自分だけ満足して申し訳ないと思いながら、彼の固くなっているソコに口をつけようとすると「颯也の中に入りたい」と熱の籠った目で俺を見下ろす。 「あ、で、でも、今日は宝くんが遅いと思って何の準備もしていないから、口と手でもいい?」 自分の準備の悪さにがっかりしながら言うと、彼は「一緒に準備する?」と訊いてきた。 「絶対だめ」 断固拒否である。 あんな姿、決して嶋根には見せたくない。

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