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第19話

 いつの間にか寝落ちしてしまっていた雪乃が目を覚ました時、孔に違和感を覚えた。  突かれすぎて異物感が取れなくなったのかと思いきや、桐江と繋がったままだと気付いて驚嘆する。  どうやら二人して行為の途中で寝てしまったようだ。  桐江はバックから挿入し、雪乃に抱きついたまま寝ている。 「啓介さん……」 「雪乃……寝てしまっていたのか。こんなにセックスに没頭したのは初めてだ」 「僕も……です。んっ……まだ、中が……」 「あぁ、繋がってるね。雪乃の中は温かくて気持ちいい」  抱きしめている腕に力を込め、腰をぐいと押し込む。寝起きだと言うのに、桐江のペニスは直ぐに芯を通し始めた。 「このまま最後までしていい?」 「むしろ抜かないでほしいです」 「またそうやって俺を煽る」 「だって……桐江さんも大きくしてるじゃないですか……ぁぁ……っ」  話している間にしっかりと固さを取り戻した男根に、最奥をぐりぐりと刺激される。激しく抽挿されるかと思っていたのに、こんなにもゆっくりと責められれば、嫌というほど桐江の太さや形を思い知らされる。 「ここまで入ってる」  臍の下に手を押し当てられると、より中に圧がかかり快楽の波に襲われた。 「や……ぁ……。ねぇ、動いて……」 「これ以上は雪乃の腰が砕けちゃうから駄目」  鼻歌を歌いながら、雪乃の頸を啄む。  雪乃と一緒に朝を迎えられたのが嬉しいなんて、恥ずかしげもなく口にする。 『僕も嬉しい』と言いたいが、上手く呂律が回らなかった。  首許をじゅうっと吸われると、全身が粟立つほどの快楽の波に呑まれ、肉胴を締め付ける。 「雪乃、早くイキたいの? そうはさせないけどね」 「や、ん……もう、イキ……そ……」 「ダメって言ってるでしょ」  意地悪に男根を抜かれてしまった。 「桐江さん、やだ……抜かないで……」  涙目で訴えると、頭を撫でてキスをしてくれた。 「可愛い雪乃。次にイッたら終わりかと思うと、名残惜しいんだ。大人気ないだろ?」  八の字に眉を下げ、苦笑いを浮かべる。完璧な桐江が弱さを見せてくれたのが嬉しかった。 「僕も終わって欲しくないです」  向かい合って両腕を伸ばし、桐江の首に腕を絡めて引き寄せた。  自然な流れで唇に吸い付くと、舌が絡まる。  大きく両脚を拓き、腰を浮かせて誘い込むと、桐江は察してもう一度繋がってくれた。全身、桐江で満たされたと実感できる。    キスをしながら果て、たっぷりと精液を注ぎ込んでもらった。  その後、桐江がお風呂に入れてくれ、精液を掻き出される。触れられただけで下腹がビクビクと痙攣してしまう。結局、浴室で惜しむようにもう一度繋がり、一緒に果てた。  鏡で見ると、全身に鬱血の痕がついている。いつの間にこんなにも付けられていたのか、全く思い出せない。最初に付けられたのがどれなのかも判断できない状態だ。 「付けすぎですよ」  思わず笑ってしまう。 「服で隠れるところだけにしたけど、本当はもっと付けたかった」  冗談でもなくそう言った桐江に、雪乃は変にテンションが上がってしまい、しばらく笑いが止まらなかった。

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