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第2話 宰相の罠②

3  宰相は目の前にあるアリセラの上がり続ける身体の熱で熟れたように紅潮した小さな双丘を両手で鷲掴み、美しい窄まりを親指で左右に広げた。  広げられた後蕾は元に戻ろうと余計に反発して収縮する。その動きの艶かしさに宰相は舌なめずりをした。  僅かに開いたそこに鼻先を寄せて匂いを嗅ぐと、少し蒸れたような汗の香りと潤滑剤の香りが混ざった何とも言えない芳香が放たれている。 「……公爵のここは欲を駆り立てる良い香りがしますね。  あぁ、ずっと嗅いでいたい香りです。」  スンスン、と宰相が鼻を鳴らすと羞恥を増したアリセラはますます体を紅潮させて後孔に力を込めた。  しかし次の瞬間、ぬるりと硬い棒状のものが秘部を拓く。  排泄の反対を行うような動きに更に筋肉が硬くなる。 「ひっ……!!」 「楽にしてください。  身体を固くしていては怪我をしますよ。」    宰相はアリセラの蕾に人差し指をずっぷりと差し入れ、色づいた肛門縁も親指で刺激し、皺をのばすように動かした。  指を身体の外に出そうと尻に力を入れてみるが、逆に宰相の指を意識してしまい感度が増してしまう。 「や、めろッ、そんな、とこ…ッ」 (ッ気持ち悪い!!)  嫌だとは思っていても薬によって浮かされた身体は、全身の神経を集中させて快楽に繋がる少しの刺激も逃すまいと反応し続けていた。  まだささやかな抵抗をするアリセラの反応を楽しみながら、宰相は笑みを浮かべ空いていた片手で丸い尻を撫で回す。 「ふふ、大丈夫ですよ。すぐに気持ち良くなりますから。」  潤滑剤のぬめりを借り宰相は初めに、浅いところをゆっくり抜き差しして潤滑剤を中に馴染ませていく。  アリセラは拘束されている腕に顔を埋めてなんとか声を抑えた。   「んっ、ん、んんっ……」  だが、抜き差しされている場所がだんだんとムズ痒くなっていくのにつれて喉から声が漏れる。  本能から声を出しては宰相を喜ばせるだけだと思い更に口を引き結んで恥辱に耐え続けた。  宰相は次にゆっくりと奥まで指を突き入れると、指の腹でアリセラの直腸内を下向きに順番に押していく。 「公爵、少々お勉強をしましょう。  いいですか、ココが膀胱です。少し膨らんでますね。尿意は少し溜まっているようだ……」 「うッ……!!」 「次が精嚢。射精をするときに大きく収縮します。  ココは左右に……こんな風に広がっています。」 「ン!ッぅう……」 「そして…………前立腺。」 「———ッア!!!」  びくん、とアリセラの体が跳ね、反射的に開いた口から声が出る。  突然訪れた僅かな苦しみを含んだ悦びに後孔は収縮し、宰相の指をきゅうきゅうと締め付けた。 「この3点は性交で性感帯になる場所です。ぜひ覚えましょうね。  ……おやおや、そんなに前立腺が良かったですかな?  もっと押してあげましょうか。」 「ア゙ッ、アッ、ア゙ッ、ァッ!!」  前立腺だと言われた場所を指の腹でぐりりと押されるたびに下腹部が熱く疼き、切なくなっていく。  声を抑えることもできず、呼吸を整えることもできない。 「素晴らしい。初めて触れられたのに感じておられるとは。  睾丸がはち切れそうに張って  ペニスの方もまた勃起してきましたよ。」 「〰︎〰︎ぅ、そだッ!!」  宰相の手で凌辱されているのに、そんな訳がないとアリセラは首を左右に強く振る。  そんなに自分がはしたないはずがない! 「しっかり現実を受け入れるのです。  貴方はアナルの中を探られて、感じている。  このようにすればもっと感じられるでしょう?」  宰相は尻を撫でていた手でアリセラの足の間から陰茎を握り込み、乳搾りをするように動かした。  アリセラの中に前立腺からの刺激と陰茎からの興奮が同時に込み上げる。 「あ゙ァッ!! や、メッ! ャッだ! ぃやだ! いやだッ!」 「嫌ではないでしょう。  こんなに指を締め付けて、汁もどんどん垂れてきている。  認めなさい。快楽を。  気持ち良いと言わなければペニスを扱く手を止めませんよ。」 「ッ! そ、っんん、な……ッァ……っ!」  アリセラは涙を浮かべ、全身を苛む快感に眉を寄せる。 「ホラホラホラ、早く認めなさい。」 「あぁっ! あ、あ、あ…ッ!」  認めてしまえば、この責苦のような快感から逃れられるのか。  アリセラの脳内にとってはいけない選択肢が示される。  言ってはいけない。それを言えば宰相の思惑に屈してしまう。  だが、こんな強い快感、もう、耐えられない。 「~~ッぃ、ィ!」 「なんですかな?」 「キ、もちッ……! イィッ~!!」  認めてしまった瞬間、アリセラは頭の先から足の先まで炎が身体を瞬間的に巡ったような感覚に陥る。  腰がガクガクと震え、情けなく声が漏れた。  その姿に宰相の目が鋭く光る。 「そうですかそうですか、気持ちいいですか。  ではそのまま前立腺を責められながら射精してしまいなさい。  気持ち良いことは今の公爵にとって正解ですからね。」 「あッ、あっ、あ゙ッ、あ゙ッ、あぁッ! ア———っ、あ————ッ!!!」 「おやおや、2回目なのに勢いが良い。」  宰相は笑いながらアリセラの陰茎を強く扱き、シーツの上へ射精させる。  アリセラは達した後にがくりと力をなくし、ベッドに倒れ込んだ。  身体を押さえていた男達が手を離しても、起き上がる気力はない。 「しっかりしてください。  まだ終わりませんよ。  次はアナルを拡げていきませんと。」  放心するアリセラを横たえさせて、臥位の体位をとらせると男の1人に命令して片足を上に上げさせる。  その姿勢のまま宰相はアリセラの孔に指を2本、つぷりと入れた。  あんなに固かった蕾が少しだけ緩くなっている。  縁が広がる感触にアリセラの身体がぴくりと反応を示した。 「拡げるには時間が少々かかります。  しっかり気を保って下さいね。」 「あ…ぁ……あぁ……あ……」  クチュクチュと水音を立てながら指は狭かった場所を解していく。  宰相は時間をかけて2本から3本と指を増やして何かを入れる準備を進めていった。  アリセラは全身熱に包まれながら、ぼんやりとこれから自分の身に起こることを考える。 (……私は……宰相に犯されてしまうのか……)  アリセラの美しいオーキッドの瞳が涙で霞む。  溢れた涙はそのまま涙袋を通って頬を伝い、白い布の海中に染み込んでいった。

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