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※背徳の情事
頭では駄目だと警鐘が鳴り響いているのに、体は止まれなかった。酒のせいなのか……それともこの人の魔性に当てられたせいなのか。どちらでも良かった。ただ、この人を抱きたかった。
細い首に舌を這わせ、指先で乳首を撫でた。甘い声が色付いた唇から漏れる。
「手つき……、やらしい」
嬉しそうに呟く。もっと声を聞きたくて軽く乳首を指で弾いた。びくん、と肢体が跳ねる。
「あっ、あぁ……!」
舌先で鎖骨をなぞり、白い肌を吸う。赤い花が咲く。彼の指が俺の髪を梳く。細い腰を撫で回しジーンズと下着を一緒に脱がせると、硬くなった性器が露わになった。そっと手で包む。ぴくん、と脈打ちさらに硬くなった。
ゆるゆるとそれを扱きながら、勃起した乳首を舌先で転がす。
「ひあっ、あ……っんぅ!気持ちいい…っ」
「もっと……?」
「ん、もっと……弄って……っ」
ねだる声に媚びが含まれ、俺の中の加虐心が疼く。求められるままに強く性器を扱けば鈴口から蜜が溢れた。指に絡ませ、わざとくちゅくちゅと音を立てる。夏樹さんの甘い喘ぎと水音が混ざり合い、部屋に響いた。手淫ですっかり硬くなった夏樹さんの性器は、早く熱を吐き出したくて疼いている。
俺の体に腕を回し、嬌声を上げて喉を逸らす。耳朶のピアスを舌で転がし、軽く食む。
「ひあ、あぁあ……ッ!」
喉を反らし、一際高く鳴いて欲を吐いた。どろりとした熱いものが手から溢れる。
夏樹さんの荒い呼吸が、やけに大きく聞こえた。それすらも甘さと艶を帯びている。脚を開かせ、ひくつく後孔に精液で濡れた指を這わせる。ゆっくりと塗り込んで指を一本挿入させた。
「んっ、んうぅ……!」
肢体を反らせる。中はきつく、熱かった。女の穴とは違う狭さがいやらしい。ぐぢゅぐぢゅと音を立てて搔き回す。そのたびに手淫とは比べものにならない嬌声を上げた。
早くここに入れたい……ここを何度も突き上げたい……。肉欲は肥大化していく。二本目の指を入れる。解れた肉穴は男を欲しがるようにうねっている。
さっき欲を吐いたばかりの夏樹さんの性器は、また硬さを取り戻していた。穴を掻き回されて欲情している……淫乱そのものの反応に俺は興奮していた。
「ま、ってぇ……っ!指で、イキたくない……っ!」
俺の手を止め、蠱惑的に笑った。ゆっくり指を引き抜く。夏樹さんが俺のズボンに手をかけた。下着ごと脱がせば、すっかり勃起した自身が露わになった。のろのろと体を起こした彼は猫のように四つん這いになり、俺の性器に顔を近付けた。
吐息が敏感になったそこにかかる。それだけで刺激となり、座ったまま息を震わせた。
小さな舌が裏筋を這う。微かなざらつきがたまらない。
「は……っ、ん、おっきい……」
声に熱が孕んでいた。さらりと金髪を撫でる。チロチロと唾液の絡んだ舌先が張り詰めたそれを丁寧に舐め上げていく。慣れた舌使いだ。
「大きいの、好き……?」
「ん、気持ちいいから……。これでいっぱい突かれるの、好き……」
鈴口から溢れる先走りを丹念に舐め、形の良い唇で吸う。思わず声が漏れた。ゆっくりと、大きくなったそれを咥えていく。唇と舌で扱かれるたびに、じゅるじゅるといやらしい音が奏でられた。
「は……っ、く……」
「気持ちいい……?こうされるの」
「すごく、いい……っ」
俺の反応を楽しむように彼は美味そうに勃起した俺の性器をしゃぶった。ふと、くちゅくちゅと小さな音がした。夏樹さんは自分の後孔に指を挿入し、自慰をしていた……見せつけるように。
「は、ん……っ、んうっ……、ンぅ、ん……っ」
くぐもった喘ぎを漏らしながら腰を揺らし、夢中で陰茎を咥える。物欲しそうな紅茶色の瞳が、俺を見上げた。瞳に余裕のない俺が映っている。
「もう、入れて……っ、早く欲しい……っ」
ねだられなくても、そのつもりだ。俺は仰向けに小さな体をひっくり返し、膝裏に手を入れた。脚を開かせ露わになった後孔に、もう限界まで硬くなった自身をあてがう。期待した濡れた瞳が俺を見つめていた。
くちゅ、と音を立ててゆっくり埋め込んでいく。
「あッ、あぁあ……!」
甲高い声を上げながら体を弓形に反らした。肉壁が嬉しそうに俺自身を締め付ける。
「うぁ……っ、きっつ……」
熱さもきつさも、指とは比べものにならない感触だった。気を抜いたらすぐ射精してしまいそうだ。
細い腰を掴んで、中に穿つ。ぐぢゅぐぢゅと音を立てるその肉穴は、完全に男を喜ばせる性器となっていた。
腰を打ち付けるたびによがり声を上げる夏樹さんの姿は、今の俺にとって最高の興奮剤だった。肉欲のまま激しく揺さぶり、彼は勃起した性器から薄い精を吐き出した。中がきゅうっと締まる。そのまま止まることなく、俺は奥を突き上げる。
「ひ、あッあぁッんう……!気持ちいい……っ!また、イく……っ!」
イキ乱れる細い体に覆い被さり、唇を塞ぐ。俺の舌を必死に貪りながら喘ぎ、腰をいやらしく揺らしていた。
「あぁ……っ、やばい、出る……っ」
「中に、中に全部出して……っ!」
限界を迎えた俺は、小さな体を抱き締めたまま最奥へと強く打ち付け、大量の精液を注ぎ込んだ。俺の背中に爪を立てて夏樹さんが鳴く。きつい締め付けで、彼もまた絶頂したのだと分かった。締め付けを味わうような長い射精をし、ゆっくりと性器を引き抜く。
俺の形にぽっかりと開いた後孔から、どろりと白濁が溢れた。腹に付着している精液はほとんどない。射精せずイったのか。まるで雌の体だ。
汗に濡れ紅潮した肌と、ひくつくそこから零れる精液が、事後の生々しさを物語っていた。
薄い胸を上下させ息を乱す夏樹が、こちらへと目を向けた。
「今日は……泊めてもらおうかな」
後孔から零れた精液を指に取り、赤い舌で舐める。淫らな挑発だった。
「時間たくさんあるから……もっとできるよ」
俺はまた、彼を組み敷いて荒々しいキスをした。何も考えられなかった。彼が先輩の恋人だとか、今日会ったばかりなのにとか……。
そんな後悔は明日の自分に任せることにする。今はただ、この人を味わいたかった。
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