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第6話暴くという欲望

帝にしてみればこの世界の美しい男も女はいくらでも手に入る。 見るものを惑わし人生を狂わすばかりの美しい顔をしていても、少年宦官の毒には耐性があった。 後宮にはそんな女ばかりが集められているのだから。 確かにその中でも格別少年宦官は美しくはあったが。 妾や側室を持ちはしても、体面は常に求められ、案外窮屈に生きなければならない貴族ならば、背徳への渇望も抱えているだろうが、帝は生まれながらにして何をしても許される存在なのだ。 臣下の妻や妾を奪いもしたし、敵の妻や娘を敵の目の前で犯しもした。 わざわざ破滅願望など必要ない。 破滅などしないからだ。 この世で一番己が尊いと知ってる 少年の美しさに惹かれはしても、帝がこの愛玩宦官を気に入ったのはやはりその肉体だからこそ、だった。 欲望に使うために、男の性器を削ぎ落とし、受け入れるため、そのための身体にした、という珍しさ。 だからこそ気に入りはし、楽しみはしても、心を奪われる程ではなく、だからこそ、飽きることなく楽しんでいた。 「後ろで自分で達してみせよ」 今夜の帝は自ら裸に剥いた寝台の上の少年宦官に命じた。 既に一番感じる痕跡だけで散々泣かされた少年宦官は、無意識にまだ触れて貰えない後ろの穴をヒクつかせていた。 いつもなら、痕跡を舐めながら、帝はそこを指で楽しむのだが、今日は痕跡だけを執拗に舐めなぞり、でも後ろには少しも触れない。 瘢痕となり盛り上がり、痛々しくはあっても、その穴から液体を感じる度に零し続ける、少年宦官のその部分は帝が1番気に入っている場所でもあるのだ。 そこを見られると少年宦官が惨めに泣くからこそ。 人からモノに堕とされた印だから。 そこを舐められると斬られたあの恐怖、激痛の記憶、羞恥、絶望が、少年宦官の脳裏に蘇る。 そして失われたそこをで感じたことのある快楽の記憶、そして切り落とされてもまだ残存する快楽を感じる神経からの快楽が脳で混線する。 記憶、神経、悪夢、生々しい感触、それら全てが少年宦官の脳を焼き付くし、結果少年はそこで1番感じてしまうのだ。 舐められる度に追い詰められ、ゆるして欲しいと泣き叫び感じ切る。 だが、それはいくら感じてもそれは砂漠の砂に撒くような快楽で。 充足したい、とそこで感じれば感じるほど、後ろの穴が少年宦官に訴えるのだ。 ここに入れて欲しいと。 何度もそこで虐めれたからこそ。 触って貰えてない少年宦官の乳首もすっかり尖って、舐めて吸って噛まれることを待っている。 いつもされるみたいにして欲しいと。 痕跡を舐められ、狂いながらも、満たされない場所からの飢えに少年宦官は身悶えた。 もう お許しください お許しください 少年宦官は鳴くが、それはいつもの快楽に怯える声ではなく、与えられないことに飢える声だった。 帝がそこだけをいじてている間、 何度も乳首や穴に少年宦官の指が伸びかける。 帝に股間を舐められながら自分で後ろや乳首を弄って満足しようと。 でもその手は力なく落ちる 帝は少年宦官に自ら身体を弄るのを禁じていたからだ。 触って良いのは帝の指と舌だけだと。 帝はそう命令していた。 それは守らなければまならない命令なのだ。 帝はこの命令を厳しく少年宦官に強いている。 何日か少年宦官を放置し、熱のように欲望だけが溜まる身体にするワザとしたりするのも、もう楽しんでいる。 数日放置した後、少年宦官を裸にすれば、肌に触れただけで、火傷でもするかのように狂い、見つめるだけで痕跡から液体を滴らせた。 自分では解放することが許されて居ないからこそ。 帝はその狂乱ぶりを大いに楽しんできた。 「自ら達してみせよ。自分の指で」 そして今夜は今度は自ら達するのを帝は見たいのだ。 禁じてきた方法で。 いつも使う帝が使う香油の壺を渡してやった。 少年は震える指で受け取り、涙をこぼす。 困惑しているのだ。 自分の身体に触れることはずっと禁じられてきた。 どんなに苦しくても、自分に触れてない。 勅命だからだ。 何より性器があったこ頃こそ、自分を慰めたが、後ろを帝に嬲られはしても、自分でそこに触れたこと等ない。 少年宦官にとって後ろの快楽は帝の指だけが与えるものだったのだ。 そもそも少年宦官は帝の身体でさえ指を使って奉仕などしてこなかった。 幼いころの拙い自慰しかその指は知らない。 少年宦官はひたすら帝が感じさせるために弄ぶおもちゃだったのだ。 どうするべきなのかが分からない。 「やれ。達するまでだ」 でも帝の命令は明確だった。 少年は小さな壺から香油を滴らせ、震える指にまとい、ゆっくりと後ろの穴に沈ませた。 小さな吐息が零れた。 ああっ ふうん 指を飲み込むだけで、その穴で少年宦官が感じてるのがよくわかる。 広げられた長い脚の中で、香油を滴らせた穴が、細い指を咥え込んでヒクついていた。 くちゃくちゃ 濡れた音 熱いソコをかき混ぜる指。 少年宦官の床に引きずり込まれる時以外は、乱れなく結れている髪は乱れきり、紅潮した頬に張り付いていた。 濡れた桜色の薄い唇が開き沈む指に合わせて、細く声を出していた。 帝はそのいやらしさに思わずゴクリと喉を鳴らした。 少年宦官は帝がいつもしたみたいに、そこを弄じろうとしていた。 気持ち良い以上の、あの行き着く果てに行きたくて。 気持ちはいい。 ひん ふうっ 掠れた声がでる。 でも涙が零れる。 それは自分では上手くやれないからだ。 帝の命令だから達しなければならない。 でも出来ない。 気持ちいい、でも足りないのだ。 そして何より、後ろでもうイキたかった。 なのにどうしても、どうしても、イけない。 涙が零れ、嗚咽が盛れる。 「どうした。もっとやってみろ」 帝は楽しげに言う。 少年宦官はふたたび、帝がしたように、とそこで何度も指を動かす。 そこを探して潰そうとする。 ああっ ああっ 声は止まらない。 気持ち良さはあるでも、足りない。 気持ち良いけど、そこを的確に捉えられてない。 「どうした、イけ」 帝は楽しげに言い、少年宦官の液体を零す性器の切り跡へと指を伸ばし、そっと液体を溢れさすが穴をなぞった。 舐めてイカせ続けたその場所を。 ささやかな接触だったのに、肉が少し盛り上がりあえて切断したことがわかる痕跡を残すようにされたソコは、鋭敏だった。 液体が溢れだす。 ああっ ああっ 少年は身体を痙攣させたが帝は囁く。 また断面でイってしまったのだ。 「指が止まっていたな。後ろでは達してない。朕の命じたことを守らないつもりか?」 少年は泣く。 どうすれば良いのか本当に分からなくて。 でも後ろが指を強請るのはわかった。 淫ら指を、咥えこむのを感じ、指の感触に腰が揺れたから。 陛下 陛下ぁ 少年宦官は泣き叫ぶ。 そこを弄ったのはその人しかいないから。 ここで与えてくれる存在は他になく、死ぬまでそれは決まっている。 「自分で指を動かせ、尻を振れ」 帝は囁く。 楽しんでいた。 これ程面白いものは無かった。 少年がたどたどしい指でそこを自分で弄り、賢明に腰を振り、感じてもそれでも行きつけないのを存分に見守った。 ああっ あひいっ 足りない・・・足りなぁっ 陛下 陛下 お許しください ゆるしてえ いつもの快感に怯える声ではなく、与えられないからこそ狂う姿と声がたまらなかった。 帝は笑った。 子供みたいな笑顔で。 若くして兄から弟まてま粛清して玉座についた男のこんな顔を見るものはいない。 泣き崩れた顔を舐め、口を開くように命じ、その口の中を蹂躙した。 小さな舌は甘かった。 舌を噛み絡ませることを教えた。 唇を甘く噛み、唾液を飲ませ、その口内を存分になぶった。 口の中を教えこみ、それが意識を溶けさせるものだと分からせた。 自分から舌を絡ませてくるまで、存分にその中を帝は楽しんだ。 息絶え絶えになり、蕩けるように帝にもたれ込む少年宦官に、それでも帝は囁いた。 「また指がとまってるぞ」 帝はゆるしてやるつもりなど無かった。 少年宦官がどうにか、自分だけで達するまで、帝は存分にそれを見て楽しみ、また唇と口の中を暴くことを楽しんだ。 お気に入りの痕跡を舐めてまたイカせてはやっても、最後まで後ろに帝が触れることは無く、少年が自分で達してからはまた、自分で後ろに触れることを禁じた。 何度も後ろで達しないと満足出来ない身体に少年宦官をしておきながら。 たった一度の拙い指で後ろでイカせる以上のことを与えてやらなかった。 陛下 陛下ぁ 中途半端な状態で放置されて泣き叫ぶ、少年宦官を置き去りにし、帝は意気揚々と新しい寵妃の元へ向かった。 今日の夜伽は楽しめると分かっていた。 床で妃を即座に組み敷き、ぶち込むだろう。 何度も何度も、その中で突き上げるだろう。 少年宦官へのこの欲望を他の女で吐き出すのも帝はそれはそれで気に入っていた。 身体を清めることも許されず、自分を慰めることも許せれず、放置された少年宦官は、ただただ身悶え続けるしかなかった。 側室と散々楽しんだ帝が帰ってきたのは明け方だった。 帰ってきた帝の前で、全裸のまま放置されていた少年宦官は飛び起き、跪く。 お許しください お許しください 透明な涙を流す。 普通の男なら魂まで売り渡し、その言葉になら何でも従ってしまうような美しい顔で。 「いつもはもう止めろというくせに。今日はやめてやったんだぞ」 帝は笑う。 いつもイカせすぎて泣いてゆるしてくれと少年宦官が言っているのを蒸し返す。 少年宦官は震えてる。 欲しくてたまらない。 そして最高権力者の帝は何時でも怖くてたまらない。 「何が欲しい?言え」 傲慢に帝は言う。 「私をご寵愛ください・・・」 少年宦官は惨めに泣き叫び帝の脚に縋る。 「与えてやっただろう」 帝は嘲笑う。 ここをたっぷり舐めてイカせてやっただろう、と。 少年宦官は何も言えなくて泣くしかない。 「言え、どうして欲しい」 命令された。 「私の後ろを、後ろを・・・ご寵愛ください・・・」 少年宦官は泣きなら言った。 帝は機嫌がいい。 「そうか。ではしてやろう。後ろを向け」 その言葉に少年宦官は身体を震わせた。 指で存分にイカせて貰えると思ったのだ。 そうしないともう眠れない身体になっていた。 後ろを向いて四つん這いになった。 期待に穴がひくつくのが自分でもわかった。 やっとそこを存分に虐めて貰えるのだ。 衣擦れの音がした。 帝は少年宦官の服は1枚も残さず剥ぐし、髪も解くが、自身は今まで床では服を脱いだことはなかった。 湯に共に入ることはあったが、その頃にはいつも記憶は朧気だ。 だが振り向くことなど許されていない。 ただ目を瞑って、指をまった。 そこで虐めてもらえることを。 だが当てられたのは指より熱く遥かに大きな硬いモノで。 「朕を受け入れさせてやろう」 低く耳たぶを噛まれて囁かれた。 そして容赦なく貫かれた。 ひいいいっ だめぇえええ 圧倒的な存在に少年宦官の身体は逃げようとしたが押さえつけられ、深く飲み込まされた。 香油を纏った帝の男根が、少年宦官の中に深く沈み込み、大きく動き始めた。 まだ指以外を受け入れたことのないソコは狭くキツイ。 だが、後ろの欲望が高まるだけ高まっていた身体はそれでも快感を覚えていた。 ひぅっ おゆるし・・を あはあ 少年はまだ後ろにこんな快楽があるとは思っていなかった。 熱い大きなモノで穿たれるのは、指での燻るような熱が溜まるのとは全く違った。 おゆるし おゆるし・・・ ゆるしてえええ 泣き叫んだ。 でも腰は淫らに揺れていた。 切り落とされた痕跡から滴る液体がボタボタと敷布を濡らす。 精液にはもうならない、切り落とされた身体だからこその液体を。 「お前の中に入るのをゆるしてやったのだ、感謝せよ。朕を楽しませよ」 帝は低く唸った。 「ああ、後宮のどの女よりも、確かに具合がいい。それにこの狂いぶり・・・たまらんな」 帝にも余裕は無かった。 存分に腰を使い、押さえつけ、初めてだというのに奥までこじ開けた。 少年宦官は掠れるまで叫び、喉を垂直にたて、獣のように吠えた。 可憐さではなく、獣のような淫らさがいやらしすぎた。 やめてえ ゆるしてぇ 少年宦官が泣き叫ぶ。 いつもの許しを求める声ではない、純粋な恐怖からく悲鳴は言葉遣いさえかなぐり捨ててた。 怖いいいい いやぁっつ 悲鳴なのに。 なのに穴は欲しがり締め付け、絡みつき搾り上げてきた。 やめて欲しいと泣く癖に貪欲に腰が揺れていた。 そのくせ逃げようとする身体を抑え込めば、その中は欲しがる熱い坩堝だった。 寵妃を抱いてきたばかりだというのに夢中になった。 一度では止まらず、二度三度、その中に放つまで止められなかった。 出す度叫び、全身で痙攣し搾りとってきた。 子にもならないクセに、子種をこんなに欲しがられたことは無かった。 その皮肉さに興奮した。 浅いところで擦り上げ、奥を突き上げ、ゆっくり回し、突き当たりを何度もぶち抜いた。 3度目。 とうとう帝も満足した。 少年宦官は痙攣したまた意識を失っていた。 引き抜いた後ろから精液を零し、唇をだらしなく開けたまま。 あまりにも淫らな姿だった。 いつものように頬から涙を舐め取り、意識を失っていても切り取られたその痕跡を改めて舐めて愛し、お気に入りの乳首を齧って味わった。 何もかもが良かった。 「玩具だ、玩具でしかない」 でも帝は自分に言い聞かせた。 具合がいいだけの、面白い淫らな玩具だ。 楽しんでいるだけ。 そうでなければならない。 帝自らが湯に入れ清め、そして抱きしめて眠った。 少年宦官の欲望を暴くつもりだった。 でも暴かれたのは帝の欲望だったかもしれない

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