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第7話 寵愛という責め苦

帝が少年宦官を【お気に入り】以上としたことは公然となった。 夜伽の前の遊び道具から、完全な夜伽の相手となった。 帝が少年宦官を寵愛することは問題ないこととされた。 若き帝には皇太子も含め皇子は5人もいたし、皇女も6人はいたからだ。 1番上は13歳の時の王子で今は14歳になる。 下は生まれたばかりの姫だ。 おそらくもっといたが、色んな理由により生きてはいない。 帝はそれくらいでもう子供は十分だと思った。 自らが16人いる皇子と15人いる皇女と一人の父帝を殺して玉座についたからこそ。 監視支配出来る人数以上の子供は必要無く、国家安定のための世継ぎとスペアならそれで十分だった。 「朕の子種をもう無闇に女共にくれてやる必要もあるまい」 帝は笑った。 最近少年宦官を寵愛している理由を下々に知らしめたのだ。 「後宮の女達に堕胎薬を与える手間が少しは省ける」 その言葉を本気で言っていた。 なんならもう少ししたら、今いる生まれた皇子達も何人かに間引くことさえ考えていた。 自分が行った殺し合いの玉座争いをさせるつもりは無かったからだ。 残酷な皇帝なりの【優しさ】だったし、自分が息子に殺されるつもりもなかった。 後宮の女達は恐怖した。 これからの妊娠は、堕胎だけで済まない、子供と共に殺される可能性があることもわかったからだ。 帝は皇子を産んだ女達も殺して玉座についたことが思い出された。 後宮は少年宦官が恐ろしい帝を引き受けてくれることに安堵さえした。 生産工場としての後宮の一時停止命令だった。 もちろん帝が女を楽しみたければ、誰でもそれに従わなければならない。 誰でもだ。 でも、子供が生まれたら殺す。 それは決まったことになった。 寵愛は恐れるべきこと。 高級妃達ほど恐怖した。 親兄弟を殺して玉座に着いた帝が、家柄などで母子の命を考慮してくれないと分かっていたからだ。 帝が愛玩宦官を寵愛しだしたことは、後宮の女達の救いとなっていた。 「もう一人、愛玩宦官を飼うか?」 帝はお気に入りのその痕跡を舐めながら言った。 「良ければお前は用済みかもな」 少年宦官に囁く。 少年宦官はその言葉にどう答えれば良いのか分からないままそこを舐める感触に身体を震わせていた。 後ろを犯したその日から、毎夜のように愛玩宦官の後ろを帝は楽しむようになった。 その中で存分に放つようにもなった。 愛玩宦官だけでなく、寵妃の元にももちろん行くが。 愛玩宦官だけで終わる日が増えた。 でも後ろを使う以上に帝は少年宦官のそこを舐めるのが何より気に入っていた。 かっては男の性器だった、盛り上がった肉の切断面の瘢痕を舐めることを帝は1番楽しむ。 愛玩宦官のソコでなければ、男の性器を舐めたりはしない。 切り落とされて、愛玩品とされたからこそ、そこの痕跡を可愛いがるのだ。 何よりここを舐めるだけで、感じきる少年宦官が楽しすぎた。 未だにこんなにもここを可愛がっているのに、少年宦官にはここは恥ずべき誰にも触れられたくない、見られたくない、忌むべき場所なのだ。 お許しを お許しを 今でもそう泣きながら首を振る。 愛玩宦官がもう一人増えることよりも、そこを舐められる事の方が問題だった。 そこを可愛がるのをゆるして欲しいと泣き唇を噛む。 脚の指先をピンとたてて、身体を震わせ、感じてると知らせる液体をそこから零しているくせに。 「ここを舐められると、切り落とされたことを思い出すのか?」 楽しげにそこから零れる液体を舐めとりなが帝は言う。 少年宦官の身体が強く震えたのは、快感だけでない。 忘れることのない激痛の記憶のせいだと、帝は知ってる。 【帝のおもちゃ】になるのだ、とそこを切り取られた日のことを決して少年が忘れることがないと分かっている。 あああああッ ひいいいっ 泣き叫ぶのは恐怖を思い出したからか。 でも、そこが更に液体を零す。 本来ならば、男の精液になっていたはずのものを。 だせなくなり存在さえ消されたそこの名残りのように、穴からは液体が零れ、盛り上がった断片がピクピクと震えた。 切り落とされてもう精液の作れない身体だからこそのものを帝は味わう。 帝のためにこうなった身体のここを、帝は本当に気に入っていた。 切り落とされた根本の痕跡を丹念に舌で舐めてやり、液体の出る穴も音をたててすする。 そこを失ったことを思い出させるように。 「ここが気持ちいいだろう?。いやらしい場所だ。ここをこんな気持ち良いモノにしてもらえたのは朕のおかげだな、感謝せよ」 帝は言い放つ。 性器を切り落とされ、楽しむ道具にされたことを感謝しろと。 ありがとうございま・・・す このような身体にして・・・·いただいて・・ 少年宦官は泣きながら言う。 そう言うしかないのだ。 「朕のためにつくらせた場所だ。存分に愛してやろう」 その声には機嫌の良さしかなく、帝が本気で言っているのがわかる。 帝。 この世の全てが許される存在だから。 女の性器も舐めたことも無いその存在は、この自分のために作り上げられた性器にだけは執着していた。 切り落とされたことを感謝させられ、その苦痛を呼び起こされ、モノであることを思い知らされ、それらの行き着く果てが、少年宦官の脳を焼き、少年宦官は帝の舌に狂う。 お許しください お許し・・・ 後ろを・・どうか後ろを 私の卑しい穴をどうか 泣いて泣いて懇願して、やっと後ろを使って貰えるのだった。 帝が女相手にはあまりしてこなかった喉での行為でも、帝を受け入れるように少年宦官はなっていた。 苦しいソレが少年宦官は好きだった。 苦しいからこそ。 切断面で心身を追い詰められて感じるのも、後ろで狂わされ欲しくてたまなくされるのも、もう怖すぎたから。 言われたなら喉奥まで受け入れ、懸命に喉奥までまで使って皇帝のモノを扱いた。 そこで喜んで飲んだ。 その時だけは、苦しさも自分の理解出来るところにあり、それが嬉しかった。 帝は帝で心から喜んで咥える少年宦官を楽しんでいた。 咥えさせ、髪を撫でるのを好んだ。 喉奥まで突き上げ苦しませる癖に、その指は優しかった。 酷いことを言うのに、痕跡を舐める舌はどこまでも優しかった。 性器を舐めてまで可愛がるのは少年宦官だけだと舐め泣かせながらなんども言った。 後ろの突き上げは初めてされたときから手加減なく、奥の奥まで暴き、突き当たりをぶち抜き、少年宦官を狂わせるくせに、自らの精液が零れる穴をその後で優しく舐めたりもした。 その穴すら優しく舐めた。 そんなことも女達には誰にもしなかった。 愛玩品だった。 おもちゃだった。 間違いなく。 でも。 親兄弟すら無惨にころし、なんなら自分の子間引くという帝が、少年宦官には誰にも見せたことのない【優しさ】のようなものをみせはじめていた。 少年宦官を抱いた後でも、平気で女を抱きに行くが、他の寵妃たちがされたみたいに、目の前で他の女を抱いたりしなかった。 妃の侍女が気にいれば、その妃の目の前で抱くのが日常茶飯事だった帝が。 なんならその侍女との床に妃を引きずり込むことさえした帝が。 少年宦官との床には誰も連れ込まなかったし、誰にも少年宦官を見せず触らせ無かった。 少年宦官を使い尽くして、自らその身体を清め、朝まで抱いて寝むり、床に残して去る前に頬の涙を舐めて唇を吸う。 そんなことは誰にもしたことが無かった。 でもれは誰もいない閨の中で。 そうされていることなど何一つ理解してない少年宦官相手に、誰にも知られることなく始まっていた。 誰よりも少年宦官がそれを理解することなく。 「愛玩宦官はお前だけでいい」 そう囁かれた言葉は、激しく後ろを突かれ、それに狂う少年宦官には届かなかった。 「お前だけだ」 その言葉の意味を誰も知らない。 帝ですら。

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