8 / 28

市川先生×夏樹(第8話*)

 市川が自分の全身を眺めながら言った。 「シャツ脱がそうと思ったけど、このままでもいいか。程よく着崩してた方が萌える」 「……何が『萌える』ですか、この変態教師」 「だって夏樹、可愛いからさ。いろんな格好をさせたくなっちゃうんだよな」 「ますます変態ですね」  そのうち、萌えキャラのコスプレをさせられるんじゃないだろうか……とやや不安になる。フリフリのメイド服とか、絶対着たくない。 「いや、ホントいいわ~。はだけたシャツと赤い紐……めっちゃ興奮するな、コレ」 「っ……」  と言って、市川がのしかかってきた。そのまま夏樹に覆い被さり、乱れたシャツから覗いている乳首にむしゃぶりつく。 「うう……ん、んっ」  舌の上で転がされ、甘く食まれて、あっという間にそこがぷっくり色づいてしまう。  毎日のように彼に可愛がられているせいか身体の変化も早くなり、ちょっとキスされたり乳首を舐められたりしただけで、股間に熱が集中するようになってしまった。頭では平静を装っていても、身体は素直に反応してしまう。今も胸への刺激を受けて、中心がとろりと濡れ始めているのがよくわかる。  はしたない。でも止められない。口では嫌がってみせても、結局自分は、これから先も変態教師を求め続けるのだと思う。理性ではなく、本能が欲しているから。 「あ……っ」  するりと下着ごとズボンを抜き取られ、勃起した陰茎が飛び出してくる。直接触れられていないにもかかわらず、夏樹のそこは赤黒く膨れ上がっていた。

ともだちにシェアしよう!