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モヤモヤ

「綺里、ありがとうね。」 「何言ってんだよ。幼馴染なんだから遠慮するな凛。」 まただ。 凛君が綺里君の肩に触れて綺里君が凛君の頭をクシャクシャとする。 見たくない。 触らないで僕の凛君だよ! 「雅、具合悪い?顔が真っ青だよ。」 心配そうに凛君は僕に近寄ってきたけれど凛君を避けるように僕は頭を下げお礼を言うとその場から走り去った。 遠くで凛君の声が聞こえていたけれど綺里君がいる場所に居たくなかったんだ。 きっと2人は変に思ってるに違いない。 けれど見たくなかった。 楽しそうに笑う2人の姿を見たくないんだ。

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