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触れて
颯斗にシャツを脱がされて仰向けにベッドへと押し倒された。
恥ずかしくて顔を逸らそうとするとソッと頬に手を添えて颯斗の方へ向かせると俺を見てろという顔を颯斗はしている。
そんな顔されたら逆らえなくてドキドキも止まらないよ。
そんな僕を見つめて颯斗は優しく微笑んでくれた。
ドクんっ!
心臓が跳ねる。
自然と涙が目に溜まり瞬きをすれば零れ落ちてしまいそうになる。
こんな感情なんて知らないから戸惑うけれど颯斗を好きすぎて俺はヤバイくらいに颯斗に夢中だと思い知らされる。
颯斗は優しく頬にキスをするとゆっくりと唇が下に降りていき俺の胸に舌を這わせた。
まだ感じる場所でもないのに全身の血が颯斗が触れる箇所に集まり始めて熱くなり出す。
「ううっ・・・。」
「声を聞かせろよ。烈。」
「颯斗、ああっ・・・熱いよ。ううっ・・はあぁ・・・やっ・・ああぁ!」
颯斗の言葉は魔法の様で俺は逆らうことすら出来ずに声を出し喘いだ。
身体が熱いよ。
もっと颯斗に触れて欲しい。
颯斗が欲しいよ!!
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