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早く欲しい
「エロっ・・そんなに煽るな烈。」
ジルッと音を立て颯斗は蕾に吸い付いて舌先を尖らせ少しだけ中に挿れ動かしている。
舌先を動かされる度に蕾がムズムズとしてきて早くもっと大きくて硬いのを中に挿れて欲しいと思ってしまう。
俺は抱かれた事などないのに身体が覚えているんだ。
今まで雅や零がされて来た事を身体が覚えていて俺がおかしくなってしまってるんだ。
「ふうっ・・・ほし・・い。」
「烈?」
「欲しいよ。颯斗のが中に欲しくておかしくなりそうだ。」
顔が熱くて颯斗を見ないで顔を背けながら早口で一気に言ってしまった。
俺がこんな事を言うなんて信じられない。
颯斗の動きも止まりきっと呆れてしまってるんだ。
こんな恥ずかしい事をされてるのに恥ずかしがらずに颯斗自身を欲しがる俺を軽蔑してるに違いない。
「痛かったら言えよ。俺、優しく抱けるか分からない。ごめんな烈。」
「颯斗?ふうっ・・おっ・・きい。」
颯斗は俺の返事を聞く前に硬くそり立ち上がった颯斗自身を俺の中にゆっくりと挿し入れてきていた。
メキメキと音が聞こえてきそうなくらいに颯斗自身が大きくて凄い異物感がある。
けれどそれだけじゃない感情が湧き上がってきていた。
嬉しいよ。
颯斗と繋がれるのが嬉しいよ。
心が暖かくてフワフワって感じるんだ。
今までにない感情が俺を支配していくようなそんな感じで心地が良かった。
こんなの知らないよ颯斗。
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