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祈る

ガバッ! 「イッ・・ツゥ・・・腰・・・・。」 勢い良く起き上がったから腰と・・・痛みがある。 夢じゃない。 まだ俺は雅とは入れ替わっていない。 変な夢見たから雅と入れ替わってしまったと思ったけれど痛みがあるから大丈夫まだ俺は颯斗の側にいれる。 「うわっ!」 「どうした烈?まだ起きるのには早い。」 「颯斗。」 俺は颯斗に腕を引っ張られて包み込まれる様に颯斗に抱きしめられた。 それが嬉しくて俺は颯斗の胸に顔を埋めて顔を擦り付けて颯斗の名前を呟いた。 「怖い夢でもみたか?」 「少しだけ見たかな?でも平気だ。颯斗が居れば怖くない。」 「烈・・・ずっと側に居ろ。」 「うん。」 怖がるとか素直になれるのは颯斗が側にいるからか? 俺の存在は雅を守る事。 けれど颯斗から離れたくない。 俺はギュッと目を閉じて願っていた。 ずっと颯斗の側に居れますようにと眠るまでずっとずっと祈り続けた。

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