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どこ?
目を覚ますと暗くてベッドでは無く床に倒れる様に寝ていたのだ。
「ここ?」
「起きたか?」
俺を見下ろしながら3人の男子生徒がニヤニヤと笑っていたのだ。
なんだこいつら?
俺が起き上がろうとすると話しかけてきた奴の両脇にいた2人が俺を起き上がれない様に俺の両肩を足できつく踏みつけた。
雅なら力が弱くて無理だが俺は雅じゃない。
そのまま俺は力付くで起き上がると2人はバランスを崩してヨロけている。
「何してんだよ!ちゃんと押さえておけよ!!」
俺を見下ろしながら話していた奴がヨロけた2人に怒鳴っている間に俺は立ち上がりソイツの胸ぐらを掴んだ。
ソイツは何が起きたのか理解に数分かかっていた。
「何か用かよ。」
俺が話し出すとソイツは身体をビクッとさせて2人に助けを求める様な顔をしているが後の2人は睨み付けると後ずさりをして逃げようとしていた。
「そこの2人、逃げんなよ。逃げても探し出してやるからな!」
「ヒィッ!」
「何怯えてんだよ。偉そうに2人に指示を出していた奴がわらわすなよ。」
胸ぐらを掴んでいた奴は俺が話すたびに小さな悲鳴を上げていた。
なんだよこいつら!
弱いくせに何してんだよ?
俺をどうにかしようとしたんだろうか?
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