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痛みのがいいんだ
「おやおや、烈はこの痛みに耐えれるんだね。伯父さんも本当に厄介な事をしてくれたよ。」
俺の指に何度もナイフを刺しながら言うと俺の反応が面白くないみたいでナイフを床に投げ捨てた。
その行動に少し安堵したが次に何をされるか分からなくて完全には安心できなかった。
「仕方がない。僕を思い出すまでは快楽だけを教え込むとするかな?痛みに泣いて叫ぶ顔がみれないんじゃあ面白くないしね。」
快楽は嫌だ!
俺は痛めつけられる方が良かった。
隆史を受け入れ気持ち良くなる自分を許せない身体を傷つけられて血が流れる方が心が傷つかないで済むのにと指先を少し動かしながらボンヤリと考えていた。
バイブを抜かれてまた隆史自身が俺の中に入って来る。
「このバイブはダメだ。締まりが悪くなる。烈、締めろ。」
俺は指先から流れる血を見ながら言われた通りに蕾に力を入れた。
隆史はそれに満足したのか激しく腰を打ち付けて来る。
肉と肉がぶつかり合う音がパンパンと部屋の中に響き渡り微かに俺から甘い声が漏れ始めた。
「ううん・・・あぁぁ・・・やぁ・あぁぁ・・ふうんっ・・・。」
「やっと啼いたな、もっと可愛い声を聞かせてくれ烈。」
俺は上機嫌で腰を振り続ける隆史に合わせてワザとらしく啼いてみると隆史は嬉しそうに笑う。
こんな事したくないが早く俺の中から隆史自身を抜いて欲しくて俺は隆史に従う事にした。
早く出ていって・・・。
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