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湧き上がる感情

「どうだ?」 「まだ感じてないのか?父さん、やはり記憶を戻さなくてはあの可愛い烈にはならないのではないですか?」 「そうだなぁ〜。あの時の烈は可愛かった。」 史晃自身を俺の中に挿れ腰を振り隆史は自身を俺の口の中に挿れて腰を振り続けながら話をしていた。 気持ちよくなくて何も感じなくなった身体は本当に人形の様だった。 皮膚を傷付けられれば温かな血が流れ出てくるが痛くはなかった。 「隆史、これはもう処分しないか?」 「何を言ってるんですか?」 「もう小さな少年でもないしなぁ〜。新しいのが明日届くんだよ。それを見てから決めるのも悪くないかも知れない。」 「確かに成長して来ますから・・・明日届く物を見てからにします。」 「今日はこれで我慢するしか無い。隆史。」 「はい。父さん。」 物? 人形でもなく物扱い。 処分とか何を言っているんだこの2人は? 人を人だと思ってない2人から愛し合っていたとよく言えたものだと呆れてしまった。 けれど明日来る子がこいつらにこんな事をされるかと思うとイラついたのだ。 ずっと何も感じなかった胸がザワザワとし始めてこの2人に怒りを感じている。 この怒りを抑えなければ良くないことが起きると思いながら抑えきれない感情が湧き上がっている。 ダメだ烈。 それ以上はダメだ!

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