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恐ろしい事
「しかし、琉煌もあんな身内持って恥ずかしくないか?」
「それでも、父親と兄です。僕が受け止めます。」
「ふ〜ん。あいつら治らないだろう?俺には手を出さないとしてもまた新しいのが来るみたいだ。」
「えっ?」
「聞いてないのかよ。明日、烈の代わりが来るから新しいのを気に入ったら烈を処分するとか言っててさそれで烈が怒り出して抑えきれなくなり俺が出て来たわけだよ。理解できたか琉煌。」
琉煌はその場に立ち尽くしていた。
滅の話している事が事実ならまた雅みたいにズタズタにされ最後はいらないからと処分されるのか?
そんな恐ろしい事をさせてはダメだ。
止めなきゃいけないと思うが相談する伯父さんも他界している。
「早くシャワー浴びたいんだけど琉煌。」
「すまない。」
滅は琉煌の腕を掴みシャワーを浴びたいと催促してくるので急いで部屋へと向かった。
部屋へと向かう途中で琉煌は思った。
もしかしたら颯斗なら上手く解決してくれるのではないか?
琉煌は部屋に着くと滅をバスルームに案内をして着替えなども用意すると携帯電話を握りしめていた。
迷ってる時間はない。
決心をして琉煌は颯斗へと電話をかけたのだ。
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