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俺の部屋にする
車が静かに玄関に着くと俺は起こされる事なくそのままだった。
あの後で起きても颯斗の顔がまともに見れないから俺は寝たふりをし続けていると身体がフワッと持ち上げられた。
「颯斗様、私が致します。」
「良いからその代わりにドアを開けて烈の部屋まで運ぶのを助けてもらいたい。」
「かしこまりました。」
「待て、やはり俺の部屋にする。」
「はい。」
俺の部屋にって、これは起きた方がいいよな!
けれど何故か起きたくないという気持ちが大きくなり迷っている間に柔らかな感触が身体に伝わって来た。
「すまない。下がっていい。」
「はい。何かございましたらお呼び下さい。」
「ああっ、分かった。」
これはベッドに寝かされてるんだよな?
ギシッ。
ギシッ?
ベッドが少しだけ沈んだ気がするんだけれど横に人の気配もする。
もしかして颯斗が隣に寝て・・・寝てるのか?
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