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押し倒した
「寝れないのか?」
「ほっ、ほっておけよ。側に来るな!」
俺は布団を頭から被り膝を抱えて丸まって颯斗に背を向けて冷たく言い放ったが颯斗は布団の上から優しくあやす様にポンポンと軽くリズムよく叩いて来た。
本当にこれ以上はヤバイ!
ガバッ!
「何するんだ滅!」
「良いからじっとしてろよ。」
理性が無くなり欲のままに颯斗を押し倒して颯斗の唇に貪り付く様にキスをした。
始めは抵抗しようとしていた颯斗は俺の舌に応えるように舌を絡めて来る。
クラクラする。
キスがこんなに興奮して気持ちがいいなんて初めて知った。
烈、雅、零のキスの感覚は分かるが実際にするとこんなにも気持ちが良いものかと思ってしまった。
「ふうっ・・・はぁぁ・・・・・。」
甘い吐息が角度を変えた時に漏れて聞こえてくる。
俺がこんな声を出すなんて・・・・・けれどもう止めれないんだ。
俺の身体は熱で熱くなりキスで頭の中は蕩けてしまって何も考えれなくなり気付いたら颯斗の服を脱がして颯斗の胸に頬擦りをしていた。
「颯斗・・・颯斗。」
「滅?」
甘えた様な声を出して颯斗に抱き付いている俺はまるで牙をなくした獣の様だった。
颯斗に暴力を振るおうとすると烈が邪魔して来たが今は静かに見守っている様だった。
烈は俺が颯斗にこんな事をしても妬いたりしないのだろうか?
身体は同じだが人格は俺なんだぞ烈。
そう問いかけても烈の反応は薄かったのだ。
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