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颯斗の温もり

颯斗の身体が僕に重なると僕自身が勃ち上っているのを知られてしまったが僕自身にも硬いものが触れていたのだ。 息を荒くして颯斗自身を僕自身に擦るようにゆっくりと颯斗が腰を動かす。 その動きに合わせるかの様に僕から甘い声が漏れ出した。 恥ずかしくて止めようとするけれどあまりの快楽に僕は我慢できなくて声を出し続けた。 それに颯斗が感じてくれているのが嬉しいよ。 「烈、烈、大好きだ。」 「ふうっ・・ううっ・・・僕も・・・大好き・・颯斗。」 泣きそうなくらい嬉しくて僕は颯斗の首に縋る様に腕を回し抱きついた。 颯斗は僕の首に顔を埋めて唇を首筋に這わした。 チクリッ! 首筋に鈍い痛みが走る。 僕はその痛みさえも感じてしまい大きな声を出してしまった。 「感じる?感じる所を教えて烈。」 「恥ずかしいよ。」 「恥ずかしい?烈が気持ち良かったら俺は嬉しいんだ。」 耳元で吐息まじりに囁かれると身体がゾクゾクとして言われたままに答えてしまいそうになった。

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