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可愛いね
それから凛と2人で抱き合って泣いていた。
それを颯斗と綺里君が静かに見守っていてくれて泣き終わる頃には凛のお腹が鳴った。
それが可笑しくて今度は2人で顔を見合わせて笑い出した。
「お前ら似た者同士だ。だよな綺里。」
「そうだな、颯斗。」
僕達が泣いたり笑ったりしてる間に2人は急に仲良くなり下の名前で呼び合うようになっていた。
颯斗は他の人に呼び捨てを許すタイプじゃないけれど綺里君は気に入ったんだ。
「ねぇ、綺里君と付き合ってるの?」
「なっなっなっ、何?僕と綺里は親友だよ。なっ!えっ?」
慌てて否定している凛を後ろから抱きしめた綺里君の顔は凛を好きだと言ってるし顔を真っ赤にして抱き締められている凛も好きだと言ってるように見える。
「何すんだよ!綺里。」
「俺は凛が好きだ。恋愛の好きだからな凛。」
「だっ・・・だって男だぞ・・・綺里。」
「分かってる。ずっと好きだ。」
なんか2人を見ていたらドキドキしてきた。
僕と颯斗が居ても気にしない綺里君はすごいと思うよ。
颯斗が2人の後ろで優しく笑いかけてくれて僕も颯斗に応えるように笑い返した。
僕も颯斗に触れたいなぁ〜。
凛、また泣きそうになってるよ本当に見てると飽きないと言うか可愛いよ。
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