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第83話
全くうちの駄犬は…。
そんな顔、反則だよ。イケメンが台無しじゃないか。
かわいい…
ふーっとため息をついて、頭を撫ででやる。
「なあ、見えないところにしてくれ。
でも、これはやり過ぎ。」
「さーとーしー!」
抱きつかれて、抱きしめ合って二人で大笑いした。
「お前が俺のこと好き過ぎるのは、よーーくわかったよ。
俺も…お前のこと大好きだからな。
翔、愛してるよ。」
「智…愛してる。好き過ぎてかわいすぎて、俺どうしていいかわからない…。」
仲直りのキスは長かった…
息を荒げた俺は翔にゲンコツを食らわし、それ以上の行為に及ぼうとする翔を制した。
あー、俺達、なんてバカップル。
さあ、大事な指輪を受け取りに行こう!
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