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第91話
翔も聞き分けの良いお利口さんのまま、数日が過ぎたある日の勤務後…
会社の玄関を出てすぐ、見知らぬ男に声を掛けられた。
「すみません、相沢さんですよね?」
「ええ、そうですが…どなたですか?」
無言のままの男に気を取られた一瞬の隙に、背後から近づいた別の男に首刀を打たれた。
マズい…油断した…
薄れゆく意識の中で、薄ら笑いの女の顔が目に入った。
誰だ?こいつ。
知り合いには、いねーぞ…
俺の目の前が真っ暗になった。
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