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第95話
「ぐふっ」
気持ち悪いっ!やめろっ、やめろーっ!
嫌悪感で涙が溢れてくる。
首を振って逃れようとするが、がっちりと顔を押され込まれてそれもできない。
なのに
身体はますます熱を帯び、乳輪をいたぶるような指の動きにびくびくと反応し始めた。
どうして?犯されてるのになんでだ?
こんなに気持ち悪いのに。
どうして身体は俺の言うことを聞かないんだ?
心と裏腹の身体の反応にショックを受け、目を大きく見開いた俺に
「ふん、身体は正直だな。
ここもちゃんと勃ってきてるじゃないか。
あんたみたいなキレイなやつとヤってみたかったんだよ。」
そう言って俺のスラックスの上から、するりと撫で上げた。
びくんと腰が跳ねて甘美な電流が走った。
嘘だ…なんで?
なんてことだ…俺自身は、大きく形を変えてスラックスを突き破りそうにパンパンに盛り上がり、自分でもわかるほどにぐっしょりと濡れていた。
口には男のモノを突っ込まれたまま、ベルトを外され、膝までスラックスを下された。
濃いブルーの下着は、一部分だけもっと色が濃く変わるほどに濡れ、嫌らしい匂いを放っていた。
「こりゃあ、たまんねーな…」
嘘だ、嘘だ、こんなのに感じるなんて。
翔、翔!助けて…
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