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第109話
翔は、荒く息を吐く俺をチラッと見ると、顔を下ろしながら、膝に手を当て俺の両足を大きく広げた。
露わになったヒクつく蕾に、ちゅっと音を立てキスをすると、外側から中心の穴へ向かって襞の一つ一つに舌を沿わせ、舌先で穴を突く。
「ひいっ、やめて、翔、やめてっ!」
顔を押し退けようとするけれど、翔は微動だにもせず、 逃げようとする腰をがっちりと掴み、ひたすら舌を蠢かせる。
「あっ、ねぇ、翔…だめだっっ、やめてっ!」
「だめじゃねーだろ、智?気持ちイイよな…
ココ、『舐めて、触って』って、かわいらしくヒクヒクして俺のこと呼んでるぜ。」
そう言うと、今度は自分の指を唾液でたっぷりと濡らし、蕾に押し当てねじ込んできた。
既にバスルームで慣らされていたそこは、迷うことなくずぶずぶと翔の指を飲み込んでいく。
襞の一本一本が翔のゴツゴツした指に絡みついていき、蠢き始めた。
「すげぇ、智…お前ん中、俺のこと好きだって絡みついてくる…指、キスされてるみたいだ…
イイ子だな…もっとよく気持ちよくしてやるよ。」
そして、俺の身体を知り尽くしている翔は、すぐにある一点を探り当てた。
「はあっーーー」
凄まじい快楽の衝撃に背中が弓なりに反り、俺は顎をのけぞらせて果てた。
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