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第159話
智は、両手でそれを包み込むと、躊躇なく下から上へと何度も舌を這わせ、先っぽを愛おしげに含んだ後、飲み込んでいく。
口の中は熱く滑らかで、吸い付かれたらなんとも言えない快感が、繰り返し電流のように突き抜ける。
亀頭に、鈴口に舌を這わせ、ちろちろと舐められると射精感が高まり、危うくイきそうになるのを必死で耐えた。
智が、ちゅぱっと音を立て一度口から外すと、唾液と混ざった所々白い液体が つーっと糸を引いて唇から垂れた。
口元を手の甲で拭うと
「大きすぎて全部口に入らない…こんな大きいのが俺の中に…入ってるのか…」
エロエロ大魔王め…と呟き上目遣いで軽く俺を睨んでくる。
目元は赤く染まり、潤んだ瞳で俺を見つめる智は、はあっと一つ溜息を付き、先端にキスをすると、再び俺のモノにしゃぶり付いた。
「あうっ」
さっきより深い位置まで飲み込んで、くわえたままピストンを始めた。
「ううっ、くうっ、智っ」
熱い、智が触れるところ全てが熱い。
下半身に熱が集まり、ただ『気持ちイイ』の感覚しかない。
じゅるっ、じゅるり と音を立て、緩急をつけた智の愛撫が続く。
もう、ダメだ…
「智っ、もう、俺っ…」
ぶわっと大きくなったそれは爆ぜる準備を始め、俺は思わず智の頭を抑えつけ……呆気なく…イった。
ぶるりと身体を震わせて、どくどくと溢れるように出ていく白濁を智は口の中で受け止めて、ごくごくと喉を鳴らして飲んだ。
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