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第162話

ヤバイ!お前どんだけ かわいいんだっ! 「智っ!智っ!かーわーいーいー!!」 がばっと抱きつき、すぐさま両膝の裏を掬い上げて持ち上げ、目当てのものを探す。 ピンク色の蕾は、ひくひくと控えめながらも蠢いて、俺は食虫植物に誘われる哀れな虫のようにそこに吸い寄せられ、小さな穴に舌を差し込んだ。 「いやぁっ!翔、急にっ!待ってっ!」 だーれが待つもんか。煽るお前が悪い。 唾液と一緒に差し込んだ舌は、柔らかく解されたその中に、ずぶずぶと侵入し、抜き差しも簡単にできた。 襞の一本一本を味わうように舐め回し、入り口を甘噛みする頃には、俺自身は再び臨戦態勢いつでもオッケーとばかりにそそり勃っていた。 「あっ、いやっ、翔、んふっ」 智の甘い声は俺をその気にさせるだけ。 俺自身にローションを纏わせ、 「智…挿れるぞ…」 優しい声でささやいて、切っ先を蕾に当て二、三度擦り付けてからずぶりと突っ込む。 「あああーーーっ、うあーっ」 「力抜け、智。」 ギチギチと締め付けながら襞の一本ずつが俺自身に纏わり付いて行く手を阻む。 なおも抜き差ししながら少しずつ奥へ奥へと進むと、しっとりと包まれてそこで達しそうになる。

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