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第163話
歯を食いしばってその快楽に耐え、智の感じるところを俺の肉棒で探す。
角度が変わり、あちこちに当たるせいか、智は身をくねらせて啼き続ける。
「あんっ、いやっ、翔、んんっ」
コリっとある一点に当たった瞬間
「あぁぁぁーーーーー」
っと嬌声をあげ、身体をびくびくと痙攣させた。
ここだな…
俺は集中的にそこを責め始めた。
啼き続ける智に「愛してる」と何度もうわ言のようにささやきながら、俺はそこを抉り、抽挿を激しくしていく。
何度も何日も智の中に入れなかった俺は、智を欲して奥へ奥へと進み、中でまた大きくなった。
「あっ、あっ、強いっ、あっ、激しいっ、あんっ」
おそらく生理的なものと、迫り上がる快楽からか、智はポロポロと涙を落としていた。
カリ首のギリギリまで引き抜き、勢いを付けて突っ込む。智の蕾の周りは白濁の泡が立ち、ぐちゃぐちゃと淫猥な音を立て、二人の肌が合わさる度にパンパンと打ち合う音が部屋中に響いていた。
「智、イくぞっ」
もう限界で身体中の血液が肉棒に集まり、一瞬ぶわっと膨らむと、一気に智の中へぶち撒けた。
「あぁぁーーーーーっ」
智が声を発すると同時に、屹立した智のものからも勢いよく白濁液が飛び散り、二人の腹や胸を濡らした。
どくりどくりと、智の中へ一滴も残らず注ぎ続ける。
大きく上下する智の胸に そしてはあはあと喘ぐ唇にキスを落とし、髪の毛を撫で、名残惜しげに二、三度抽挿を繰り返してから、ずるり、ぐちゃとイヤらしい音を立てて俺自身を引っ張り出した。
こぷっとなんとも言えぬ音と共に、白濁の液体が後から後から溢れ出る。
智は恥ずかしいと嫌がったが、蕾から溢れ出る愛液を掻き出し、あちこち飛び散った愛の証をティッシュで拭き取った後、俺は智を抱きしめた。
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