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第166話

side:智 凛…ピンク色ってなんだ?不思議だけどなんか見えるのか? ハートが飛んでるって…あー、恥ずかしい。 俺達二人が揃ってたら明らかに『事後』だろっ。 あー、めっちゃ恥ずかしい。うー、やること済ませちまおう。 その日は、掃除に始まり、明日からの出社に備えてワイシャツのアイロン掛けや、凛の保育所の布団の準備やらで、バタバタしていた。 翔も仕事の再開で、生産者さんとの打ち合わせに買い出しと、本来の翔のペースが戻ってきたようだった。 「さて、ちょっと一服しようか。 チーズスフレ作ったから、みんなで食おーぜ。」 「やったー!しょう、だいすきー!」 「やったー!翔、大好きー!〈棒読み〉」 「うっ、照れる……二人ともお礼のキスは?」 ばか、調子に乗るな! ん?凛、ちゅーしてる… え…二人でなんで俺のことガン見してんの? 俺?俺も? んー、仕方ない…頬に ちゅっ のはずが、翔が不意に顔を動かしたせいで、唇にクリーンヒット。 「やったー!ちゅーだ!さとし と しょう がちゅーしたー!」 「凛…黙ってろ…」 「凛、グッジョブ!」 「翔も黙ってろ」 「「はい…」」 俺のテンションの低さに二人共びびって沈黙した…

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