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第183話

あー、相沢…昨日、悪かったな… 謝ってた、絶対邪魔しない って伝えといてくれないか。」 「…わかった。俺も…ごめん。ありがとう。 …おい、なんで峰まで潰れてるんだよ。 お前、酒強いんじゃなかったのか?」 「うーん、記憶がない…頭…いたたたっ」 これじゃあ、今日は仕事にならないだろう。 俺がカバーしないとな。 「はいはーい、みんなおはよう! ん?そこの二人どうしたんだ?おーーい!!」 バシッ、バシッ 「「いてててっ!課長…もうちょっと小さな声で…頭に響くんで…」」 「はーん、二人で二日酔いか。仲のよろしいことで。 今日は仕事できないな…大人なんだから、加減して飲みなさいよ。 電話番にもならないなぁ。 仕事はきちんと、潰れるのは週末。社会人だからねぇ、そこんとこよろしく。 秋山…忠告したのに馬に蹴られたか? だから、言っただろう。上司の言うことは聞くように。 仕方ないなぁ、じゃあ、秋山の分は…おーい、岡本!…と牧田! 手分けして頼む。 忙しいのに悪いな。 峰のは…俺と相沢でやるか… 相沢、ちょっと頼むね! お二人さん、この埋め合わせは、高いよぉ~。 さあ、みんな、今日もよろしく頼むね!」 頭を抱える二人を他所に、俺達は仕事モードに突入した。 秋山がいつもと同じで…ホッとした。 翔に謝ってくれって…後でラ◯ンしとこう。 心配してるはずだから。 峰を呼び出してやけ酒でもあおったのか。 峰…とばっちり食らわしてすまない。

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