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第188話

「あっ、あっ、大きくなったっ、はあっ」 「智…お前…煽るなって…」 「ああっ、いやだぁ、溶ける…身体、変になるっ」 繋がったところから、どろりと溶けていきそうな感覚を覚え、俺はぶるりと身体を震わせた。 もう腕で体重を支えきれなくなった俺は、顔と胸をシーツに擦り付け、翔に支えられた尻だけを高く上げていた。 翔が息を飲み 「お前、どれだけ俺を狂わせる気か」 と、呟く声が聞こえ、それと同時に急に楔が引き抜かれ内壁も引き出されるような喪失感を覚えたが、そんなことに浸る暇もなく、すぐさま抽挿が始まった。 「いやぁーーーーーっ」 あまりに激しい行為に、目の前に星が飛び、呼吸ができなくなる。 「はぁっ、はっ、はっはっ、はっ」 苦しいっ。 でも、徐々に徐々に快楽の振り幅が大きくなってくる。 翔は出し入れしながら、ある一点を探しているようだった。 ぐりっ 「あああんんっ」「ここだなっ…」 俺の反応が変わったところを集中して抉ってくる。 「あっ、そこっ、いやあっ、あっあっ、んんっ」 強くひと突きされて、勢いよくびゅくっと白濁液がシーツに(ほとばし)った。 翔の動きは止まらない。 シーツに付いたそれと胸が擦れて、にちゃにちゃと音がし始めた。

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